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「恋日記」
そう書かれたサイトを見つけて開くと、恋日記のやり方や内容が書かれてあった。
自分が選んだ相手とお互いの好きな人の事を話し、その日あった恋バナを共有して会話したり、お互いアドバイスし合って恋を実らせる。自分に彼氏・彼女ができたら退会するというルール。
無料で、年齢や性別関係なく、誰でも利用できるとのこと。
「…やってみようかな」
私の名前は奏、高校二年生。恋する乙女だ。
片想いしてるのは、クラスメイトで幼馴染の奏太。
明るくて優しくてイケメンで運動神経抜群。
早速、自分のプロフィールを作ることにした。
最初は名前。次に年齢、性別、職業、趣味、特技を入力する。
「名前何にしよう?…恵茉とかかわいいかな!年齢は、高校二年生。性別は女。職業は学生。趣味は歌、特技はピアノ。こんな感じで良いかな」
入力し終え、相手を探す作業に取り掛かる。
「涼太さん?男性だ。しかも同じ高校生!趣味はバスケで特技は歌うこと。歌うの得意って羨ましい…!この方と会話しますっと!」
すると、背景が淡いピンク色のトーク画面が表示された。ラインのトーク画面と似たような構成だ。
「こんばんはって送ってみようかな」
現在18時すぎ。送信すると、少しして既読が付いた。
『こんばんは!よろしくお願いします!』
「良い人そう…。今ってお時間大丈夫ですかっと」
『大丈夫です!てか、同い年ですよね?タメ口にしません?恵茉さんが良ければですが』
『私はタメ口でも大丈夫です!じゃあ、気になった事があるんだけど…』
『なに?』
『特技が歌うことになってるんだけど、どんな曲歌うの?私も歌うこと好きだから、気合うかなって』
『そうだなー、よく歌うのはバックナンバーとか、ヒゲなんとかかな?恵茉さんも歌好きなの?』
『うん!私はヨアソビとか、緑黄色社会とか!』
『そういえば、今日金曜日だよね?休み嬉しいわ〜』
『それな!そういえば、涼太さんの好きな人ってどんな人なの?』
『明るくて、思いやりがあって、少し天然かな』
『めっちゃモテそう』
『その子と恋バナとかしないからさ、好きな人の話とかしないんだよね。だからその子に好きな子いるか分かんなくて』
『私も、好きな人に好きな子いるのか知らないや』
『そういや、俺たちさん付けで呼び合ってるけど、もう片想い仲間だし、普通に呼んで良くね?』
『じゃあ涼太くんて呼ぶ!』
『じゃあ恵茉ちゃんで』
『そろそろ夕飯かな』
『そっか!じゃあまた話そう』
『うん!またね!』
階段を下りてリビングに行くと、食卓にはカレーが並んでいた。
「今日はカレーだよ〜!」
「カレーだー!」
お父さんのカレーを机に運ぶお母さんの掛け声に、三歳の妹の遥がキッチンへ駆け寄る。
「お腹すいた〜!」
「遥は小さめのお肉が入ったのがあるよ」
全員分のご飯が揃った。
「いっただっきまーす!」
お母さんがテレビを付けた。すると、それすのが始まっていた。
「めめだーーーー!」
私と遥は目黒担なのだ。めめが最初に出てきたので思わず叫んでしまった。
「めめ髪切った!かっこいいー!」
「めめイケメン〜♡」
「乙女やな笑」
土曜日は買い物に行き、日曜日は一日家でゴロゴロしたら、あっという間に月曜日を迎えた。
奏太に会えるから、すごく楽しみだ。
はじめまして!ゆきです!
第一話と言うことで、主人公が恋日記に出会う所が描かれましたね!
恋日記など架空の物だけど、 実際にあったら私もやりたいな…(好きな人いる)
で一応短くても5話か6話ぐらいは書きたいと思ってます!(理由は長編が苦手だからです…🙏)
いつも短めで終わると思いますがご承知ください。お願いします。