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“見せたいものがあるから”

“りょうたの部屋で16時まで待ってる♡”

“誰にも内緒できてね!”



ハアハアハア))


-今、15時55分、間に合え

パーティーが始まるのが19時…

見せたいものってなんだろう?…

これも渡せるかな…



「あれっ、りょうた~

リビング行かないの?」



「あっうん…トイレ行きたいから!」



「りょーかい」



「さくま、またね~」



ガチャ))



「あっお帰りなさい♡」



「ただいま♡間に合った…」



そこにはふわふわした部屋着を着た

麗しい俺の彼女がいた



ギュッ))



「へへ~今日のりょうたも

すごくかっこ良かった♡

お疲れ様!チュッ♡」



「フフ、今日のまあさも

すごくかわいかったよ♡

お疲れ様!チュウ♡」



「…りょうた…すきぃ♡」



「まあさ…?どうしたの?

なにか言い出し難いことが

あるの?」



「アハハハハ、隠し事できないね

するつもりもないけど……」



「フフ、じゃあ俺が先に言っても

良い?」



「うん…どうぞ♡」



「ありがとう♡」


-やっぱりここは片ひざをついて…


パカッ))



「受け取ってください♡」



そこには赤色ルビーのピアス



「え…りょうたも?…素敵!

ありがとう♡大好き♡」



ギュッ))



「フフ、俺も大好き♡もしかして

まあさも?」



「うん…どうぞ♡」



パカッ))



そこには同じ赤色ルビーの宝石が

用いられたピアス



「え!同じ色?同じ石?

同じピアスだし、うれしい!素敵!

ありがとう♡愛してる♡」



「私も愛してる♡りょうた?

この色の名前知ってる?」



「フフ、思色でしょ?心に熱く燃える

情念の炎の色だよね?」



「正解!さすが!」



「熱情じゃなくて…情念ってとこが

俺ら、らしい?」



「そうだね♡」



「まあさ?…気になるから聞くけど…

プレゼントって、騎士団全員だよね?」



「うん…でも渡すのはりょうたが1番最初」



「すっごくうれしい♡」



・・・



「あの…りょうた、まだ見せたい

ものがあるの…」



「うん♡なあに♡」



「うん…あの………

初めての体位で喘ぐ私…♡」



彼女の衝撃的な言葉で

理性が飛びそうになる



「へ?どういうこと?」



「今日ね、下剋上の日でしょ?

かずやくんに説明したんだけど

「俺が勝つ!」って言ってたのね、

で、同盟に入ったばっかりだから

りょうた達と話ができてないとも

言ってたの…だからさ…私が…」



「どんなことしたら泣いちゃうか

知らないってことか…じゃあ…

もしかしたらね…」



「そうなの…でね…この前、

ゆうだいくんが、あの…

「これから俺のかたち、覚えさせる

から覚悟してね」って言って

「すごく気持ち良くしてあげるから

後ろからしてみよう?」って……

怖いからダメって断ったんだけど

…時間の問題だと思う…」



冷静を装っているが本当は

気が狂いそうな位、嫉妬している

だが、気を使って隠されるよりは

良いと思っている。最初の頃に

話し合いをしたが俺達は

これが良いんだ

俺達の間で、駆け引きも隠し事もない


「2人とも、お兄さんだもんね…

あの…まあさ?」



「ん?」



-たつみくんも独占欲の塊だな


「たつみくんの「俺のかたち」は

ちなみに体位じゃなくて、

たつみくんのたつみくんの形

だからね?」



「え…」


ずっと真っ赤な顔をしてた彼女が

更に赤くなる



-やっぱりわからなかったんだ…



「あ…とにかく!私…こういう…

最初はりょうたが良いの♡ダメ?」



断る選択があるわけない


「もちろん、よろこんで♡」


ホントは叫びたいほどうれしい


-俺が最初…1番…っしゃあ~!



「じゃあ!最初は、

りょうた、見てるだけね!」



「わかった!」



続く

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