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奨は、蓮の言葉を否定することで、未来の自分との絆を守ろうとした。

だが、その選択は、今の蓮との間に、深い溝をつくってしまったのだった。


その日から、蓮は奨を避けるようになった。


練習室で目が合っても、すぐに逸らされてしまう。

話しかけても、用件だけを簡潔に答え、すぐに他の練習生の元へ行ってしまう。

まるで、奨という存在が、最初からいなかったかのように。


奨は、蓮の態度に胸が締め付けられるようだった。

未来を変えたくない、蓮を守りたい、その一心でついた嘘が、逆に蓮を傷つけてしまった。

蓮が遠ざかるたびに、奨の心は張り裂けそうだった。


ある日の夜、奨は一人、非常階段にいた。

蓮と秘密のレッスンをしていた、あの場所。

未来では、ここで何度も蓮に支えられ、励まされてきた。

だが、今のこの場所には、冷たい空気と、奨の孤独な心だけがあった。


その日の夜、蓮は誰にも話しかけず、一人で部屋に戻った。

奨の言葉を思い返すたびに、胸が締め付けられるようだった。

奨は、未来から来た。 そう考えれば、すべての辻褄が合う。


しかし、なぜ、奨は自分に秘密を打ち明けなかったのか。

もしかして、自分はデビューできないから?

それとも、未来では、二人の関係は冷え切っているから?


蓮の心は、不安でいっぱいになった。

未来の奨と、今の奨。

どちらを信じればいいのか分からなかった。


蓮は、奨の秘密を知ったことで、一人で葛藤を抱え始めた。

奨に知られないように、彼の行動を観察し、未来の断片を探そうとする。

その一方で、奨への疑念と、未来の自分の運命への恐怖が、蓮の心を蝕んでいった。

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