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「ん…」
おどろくが目を覚ますと、地下室のような場所にいた。
「え…おどみんの皆と…めめ村の皆さんも居るのだ!?」
え、えっと…とりあえず皆を起こすのだ。
おどろくは近くで眠っていためめ村の村長であるめめさんことめめんともりさんの体を揺さぶった。
「ん…あれここは…それにあなたは…」
「あ、えと…おどろくです。おどみんっていうグループのリーダーです。」
「…そうですか、私の名前はめめんともりです。」
軽くお互い自己紹介したおどろく達は、まだ寝ている皆を起こした。
「それにしても…なんでこんなところに集められたんですかね?」
レイラーさんの言うとおり、何で集められたのか全くわからないのだ…
「…とりあえずここからの脱出を目指しましょう。」
『えー”参加者”の皆さん、こんにちは!私のことはゲームマスターとお呼びください!』
突然、天井にあるスピーカーから女性の声が聞こえてきた。
『皆さんにはこれからとある”ゲーム”をしてもらいます!』
「…ゲーム?」
『その名も!”命がけバトルロワイヤル”!』
ゲームマスターは凄く楽しそうに続ける。
『これから皆さんには、お互いで楽しく”殺し合い”をしてもらいます!』
え?え?
おどろくの頭の中は大混乱だった。
だって、皆のことを殺すなんて、おどろくには出来ないのだ…
『てことでルール説明!これから皆さんには5つのエリアで分けられた場所で殺し合いをしてもらいます!』
『何でもありです!武器を使っても騙しても!楽しく殺し合いをしてください!』
『…あ、それと…』
ゲームマスターの続けた言葉に、おどろくは自分の耳を疑った。
『最初だけの制限時間内で、誰かが死ななければ、すぐに皆さんには死んでもらいます!』
…え
つまり、誰かが死ぬことは避けられない…?
『ゲームは最後の一人になるまで続きます!それでは検討を祈ります!』
「え、は、ちょ、待て!」
困惑するめめさんが声を上げたけど、ゲームマスターは聞く耳を持っていなかった。
地下室の中に白い煙のが入ってきて、おどろくたちは口と鼻を塞ぐ。
…けど、気付くとおどろくは意識を失っていた。