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次におどろくが目を覚ますと、そこはビルとかがある一見普通の街だった。
『あ、それと補足!』
突然ポケットに入っているスマホからゲームマスターの声が聞こえてびっくりした。
『誰かが死亡した場合、キルログとしてスマホに通知が行きます!それとエリアマップもご用意したので、ご確認ください!』
マップのアイコンをタップすると、5つに分けられたマップが出てきた。
えーと、東エリア、南エリア、西エリア、北エリア、最後に中央エリア。
…本当に誰かを殺さないといけないのだ?
でも、おどろくは皆のことを殺したいなんて微塵も思っていない。
まずは皆と合流して話し合いを…
おどろくが歩き出すと、スマホからピロンという音がした。
嫌な予感がして震える手でスマホを取り出す。
〈キルログ:柊鳴ルカ死亡〉
…………………………………え?
しばらくたって、おどろくは現実を理解した。
ひなにいさんのことを誰かが殺した?
なんで、なんで…
『えーお知らせです!制限時間内に死亡者が出たので、皆さんは時間の猶予を気にする必要がなくなりました!良かったですね!』
ぜ、全然良くないのだ…
「…あ!」
遠くに人が見えて、近づくとひなにいさんの妹、ヒナさんだった。
近くにはひなにいさんが血まみれで倒れてて、ヒナさんの顔は真っ青で泣いた跡があった。
「…おどろくさん…」
「大丈夫なのだ?それに…」
「…あのね、私のせいなの…」
ヒナさんは震えながらゆっくり話し始めた。