恩を施すの続きです
⚠️下手くそ、キャラ崩壊注意、レヴィが可哀想、レヴィうつっぽい、DV親父出ます、死ネタ注意、ロヴィの愛が重い、R15※ロヴィは完治してます
現在深夜3時。
苦し紛れの泣き声から苦しみから、開放されたかの様な寝息に変わった。
どうやら眠りについた様だ。
顔を覗くと目を腫らして寝ている。
「ごめんね…レヴィ…すぐに助けるから…安心してね」
もうこれ以上レヴィが苦しんで泣いている姿を見たくない。
強い思いを抱き、自分も眠りについた。
現在朝の6時
カーテンの隙間から入った光で目が覚めた。
本来なら学校がある日だが、精神状態が不安定で授業を受けるどころではない為自宅療養をしている。
だが、こんな状況を招いた元凶であるクソ親父が居る自宅で療養と言われてもただの拷問に過ぎない。
『はぁ……起きたくなかった……』
「レヴィ、?もう起きたの?早いね。もう少し寝ていたら?」
『兄貴。……でも……』
「…… 実は今日レヴィにサプライズがあるんだ。けどそれには時間がかかるからそれまで部屋からは出ないで欲しいな。」
話題を変えるかのようにロヴィは話を進めた
『サプライズ?分かった。兄貴が言うなら今日は部屋から出ないでおく』
「ありがとうレヴィ。」
そう言ってレヴィの額にキスを落とした。
「おやすみレヴィ。」
『ん……おやすみ兄貴。』
そう言ってまた眠りについた。
今日はあのクソ野郎が夕方に帰ってくる。
帰ってきた所を襲って奴を殺し、レヴィを連れて逃げる。
こうすればレヴィは二度と苦しんむことも泣くことも無くなる。
「レヴィを守る為なら…手を汚したって構わない。レヴィの為だ。レヴィが泣かない日常が手に入るならそれでいい。」
そう自分に言い聞かせ、準備を始めた。
現在夕方4時
随分寝てしまった。
外は夕日に照らされて紅く染まっていた。
ふと、机に目をやると1枚のメモが置いてあった。
手に取り見てみると送り主はロヴィだった。
「気持ちよさそうに寝ていたからメモに書いておくね。夕方の5時になったらリビングにおいで。大切な物とか制服とかはバックにまとめといて一緒に持ってきてね。
ロヴィ」
『制服とかまとめてどうするんだ?…まぁ用意しとくか。 』
そう言ってレヴィは荷物をまとめ始めた。
『このくらいか。』
荷物をまとめ終わり暇を持て余していた。
『シャワー浴びて着替えるか。』
『ふぅ。スッキリした。』
長く艶やかな金髪の髪は高い位置で一つにまとめポニーテールにして、服はロヴィの服を借りて着ていた。
ロヴィに会った時に驚かせたいのでズボンはあえて履かないでいた
『兄貴の服……いい匂い。』
やはりロヴィの匂いは落ち着く。
そう思っていると約束の時間になった。
現在夕方5時
あいつが帰ってきた
【レヴィー。言ったことはちゃんとなったのだろうn】
クソ野郎が最後まで話さないうちにロヴィはそいつの首根っこを掴んで床に叩きつけた。
「気安く俺のレヴィの名前を口にするな気持ち悪い。」
【ろ、ろゔぃ、!お前ッ、!どういう、つもりだ、!】
「五月蝿い。俺の名前も呼ぶな。お前のお陰でレヴィは……おかしくなった。もう関わらないで欲しいし姿表さないで欲しい。でもお前は関わってくるし姿を現してくるだろ?だから…………今からお前の息の根を止めるんだ^^」
いつもの優しい笑顔をしながらそれに見合わない発言をする。
目の前のカスは震えていた
【悪かった、!だから命だけは、!r】
グチャァ……
自分の名前を呼ばれる前にそいつの腸に風穴を開けた。
『あ、にき、?』
5時になりリビングに来てみると血まみれになり腸に大きな風穴が空いた父親とそれを侮辱するような目で見る返り血まみれのロヴィが立っていた。
「レヴィ!もう大丈夫だよ!もう辛くて苦しい思いしなくていいし泣かなくていいんだよ!これでもう……幸せになれるね♡♡」
『え……あ……』
状況が理解できずうまく話せない。
「レヴィ、?大丈夫、?もしかして…嫌だった……?」
そう言って血まみれの手を頬に添えてくれた。
あいつの血で汚れた手。
俺の事を散々痛ぶって、ロヴィの事も痛ぶって、散々怒鳴り散らかしてきた奴の血で染まった手。
嫌な汗が出た。
『い、いやじゃない。嫌じゃない!ありがとう兄貴!これでもう…痛い事も怖い事もないな、!』
「!……そうだよレヴィ!これからは一緒に幸せになろうね!」
そう言っていつもの様に優しく微笑んでいた。
「それに……レヴィの服装…良いね!///」
『え……あっ…///』
少しの間沈黙が続いた。
現在夜の10時
ロヴィと一緒に子供の頃よく一緒に来た海がよく見える場所に来ていた。
昼間は海がキラキラ光って風が心地よいが、夜は月が綺麗に見えて幻想的な場所だ。
今日は満月。一段と綺麗に見えた。
「懐かしいね〜小さい頃よくここで一緒に遊んだよね〜」
『そうだな。 』
「……何でここに来たか分かる?」
『死体処理する為か?』
「ん〜半分正解かな!」
こんな物騒な会話をこんな綺麗な場所でするのは多分自分たちくらいだろう。
「実はね…レヴィにプレゼントがあるんだ。 」
これ以上にまだプレゼントがあるのかと内心少し驚いているが、ロヴィから貰うものは全部嬉しいからワクワクしている。
「目を閉じてくれるかな?」
そう言われ目を閉じる。
何か意味があるのかと思いながらもワクワクしていた。
すると、左手に違和感を感じた。
「開けていいよ」
そう言われ目を開ける。
違和感のあった左手を見ると、薬指に月明かりに照らされキラキラ光る指輪があった。
『これって…』
「結婚指輪だよ。……レヴィ。」
俺の名を呼び、左手の甲を優しく撫でる。
「俺と……結婚してください。」
『は?!///』
何となく分かっていたがいざ言われると驚きを隠せない。
「ずっとレヴィが好きだったんだ。昔から、レヴィが大好きだった。でもそれは家族として、兄弟としての好きだと思っていたんだ。でも其れが年を重ねるにつれて恋愛対象としての好きだって分かったんだ。レヴィが他の奴と話してるの見ると嫉妬したし俺だけのものにしたいって思うくらいに……好きなんだ。」
『…………ふっ、ふふっありがとう兄貴。……俺もね、兄貴の…ロヴィの事大好き。もし俺たちが結ばれたらいいなって思ってた。だから……』
「それって……つまり……」
『お、OK…///』
「!!!!!やったー!!!!!!!!!ありがとうレヴィ!俺絶対に幸せにするよ!もう本当に大好き!一生離さない!♡」
そう言って、ロヴィは優しく抱きしめてきた。
そして2人はキスをして月明かりに沈んでいった。
END
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コメント
4件
よふふふひ、ほんと好きですいつも神作品をありがとうございます
やっぱゼールさんの作品大好き過ぎます😭親父が◯されてレヴィとロヴィも私もとっても嬉しくて宇宙行きそう(?)