「あ、いた!!」
「…先輩だ」
「帰ろ!」
「分かりました」
「先輩って、朝飯用意してもらってるんですか?」
「え?まあ、そうだけど……」
「いいな」
「え」
「俺、朝飯も用意してもらえないんです」
「それほど、俺の事嫌いなんでしょうねw」
「…目死んでるよ」
「何言って……」
「アンタも嘘つくの下手くそだな」
「オレと同類レベル」
「そうなんですか」
「そうなんですよ」
「似た者同士だな。」
「そう思い込んどいてください」
〜数分後〜
「あ、もうすぐオレん家だよ」
「そうなんですね」
「着いたよ。親にはもう言ってあるから。」
「分かりました」
「ただいま~」
「お邪魔します…」
「おかえり、コウちゃん」
「あ、名前……」
「えっと…叶太くんだったわよね?いらっしゃい。叶太くん。」
「お、お邪魔します…。」
「ねぇ先輩、なんでお母さん俺の名前知ってんの?」
「オレが教えた。」
「はぁ」
「面倒だろ。」
「そうでもないです」
「そ。」
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