(やだっ)
思わず両手で母の手をとめにいくさゆり。
(さゆりちゃんお着替えしないと風邪ひいちゃうよ)
姪たちがジロジロとみながら言ってくる。
風邪でもいいからここで脱がさないで!
そう思ったが時すでに遅し、母はさゆりの着ていたワンピースを脱がしていった。
お腹辺りまで脱がされた頃、オムツが見えてしまい、
(おむつだーさゆりちゃんおむつしてるー)
姪たちがさゆりのオムツを見て騒ぎ出してしまった。
母(お姉ちゃんなのに恥ずかしいねぇ)
少し呆れたように姪たちにはなす。
と、
(さゆりおしっこしちゃってるの?オムツ濡れてるじゃない!)
と言われオムツを隠そうとするも母の手が邪魔をして隠すことができなかった。
おばさん(ちょうどよかったじゃない、布おむつあててあげるわ)
そう言うとおばさんは持って帰る予定だったダンボールを開け、そこからモノを取り出してすぐに準備をはじめた。
(赤ちゃんだったら2、3枚だけどさゆりちゃん大人だから多い方がいいかも)
おばさんは少し急いでいるようにオムツを交換する用意をはじめた。
おむつカバーを広げて布おむつを何枚か上に重ねていく。
(じゃあここにゴロンしよっか、早くしないとまたおしっこしちゃったら大変)
恥ずかしそうに体の横にセッティングされた布おむつにお尻を下ろす。
少しモコモコだったものの紙おむつの厚みよりは薄く感じられ少し安心した様子のさゆり。
(先におしりふきで綺麗にしてあげて…)
ひょいと軽々とさゆりのお尻を浮かせておもらしで濡れた部分を中心に拭いていく。
それから布オムツとおむつカバーをあてられていく。
(さゆりちゃん痩せてるからサイズも余裕ありそうだわ)
そうしてオムツ替えが終わり、
(あとは洋服だけど、うちの子のじゃさすがに小さいし……)
と、困ったようなおばさんは思い出したかのように
(そういえばだいぶ前に知り合いからもらったお下がりがあったからもってくるわ、それなら着られると思うの)
母の(返事)を聞いてそれを取りに行ったおばさん。
取り残された4人。
(さゆりちゃんおしっこ言えないの?)
姪に言われても恥ずかしくて答えないさゆりに
母(おねえちゃんなのに恥ずかしいよね、ごめんね、お洋服借りちゃって)
姪(ううん、いいのおもらししたらオムツするのってママに言われてたから)
そんな…と思ったもののおもらししてしまったのは事実でオムツを当てているのもまた事実なのである。
おばさんが戻ってきた。
持っていたのは姪が着るには明らかに大きいサイズそうな感じだった。
(これ合うかわからないけどさゆりちゃんに着せてあげて)
体に合わせられた服はTシャツとスカートで、サイズは小学校高学年くらいの子供が着るようなものだった。
(着れるかわからないけどこれが1番大きそうだったから)
母にその服を着させてもらうさゆり。
スカートを履こうと下の方に目をむけると、あてられたおむつカバーが目に入り、いかにも(おむつカバー)とゆうようなデザインになっていて急に恥ずかしさが大きくなってきた。
しかしそんな感情にも目をくれずスカートを履かせていく母。
着させられたそれは膝上20cmはあろうかとゆうほとの長さしかなくギリギリおむつカバーが隠れる程度だった。
そのままシャツも着せてもらい着替えが終わると
少し大きな小学生にしか見えなかったもののオムツは隠せたおかげで恥ずかしさは小さくしていた。
(これなら大丈夫そうじゃない?)
母とおばさんは顔を合わせ話している。
おばさんにだけでなく姪っ子にまでオムツがバレてしまい恥ずかしくてたまらないさゆり。
おもらししてオムツを交換してもらったばかりなのに、少しだけ尿意を感じてきた。
が、そんなに長くいないだろうと小さい尿意を我慢しているのだった。
2、30分が、すぎ
(そろそろ帰りましょう)
母の声とともに立ち上がる2人と、親戚3人。
さゆりはオムツ等が入ったダンボール、母はその他の紙袋を持ち車に乗せていった。
(さゆりちやん、おしっこは?オムツ大丈夫かな?)
(帰る前におばさんにオムツ濡れちゃってないかだけ確認させて)
とさゆりの返事をまつことなくスカートをめくりあけおむつカバーの上からポンポンと触っていった。
おばさん(ほんとにオムツ大丈夫?)
母(おしっこは?おトイレして帰る?)
おばさん(もしかしてだけどオムツ濡れちゃってるんじゃないかな?ホントのこと言ってね)
母(さゆり!おしっこ漏らしちゃったの?)
姪(おねえちゃんおしっこ?)
周りから言われなんと答えていいかわからないさゆり。
もちろん濡れている自覚はなかったが全員に言われると恥ずかしくなってしまい答えることができない。
母(いいわ、オムツ買って帰るつもりだったからそこまでガマンしなさい)
おばさん(あ、そうだったの、じゃぁ大丈夫ね、気をつけて帰ってね)
車を走らせる。
コメント
2件
続きを楽しみ
面白かったです 続き待ってます!