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重たいカバンを守りながら満員電車に乗っている今


周囲を見回したら部下の大森がいた

大森は男なのに可愛い顔してて変態男野郎たちに人気だ

でも俺は大森なんかに興味すらない


そんな事を思いながら大森を見ていると、大森は何か様子がおかしかった



顔色は真っ青で、何かに耐えているような、、?

よく見たら大森の後ろに立ってる黒帽子を被ってる男がニヤついてる


俺は視線を下ろした


「ハッ……!」


衝撃なものを目にした

大森はちかんされていたのだ

男は大森のお尻をガッツリと掴んでいる

大森は今にも泣きそうで震えている



どうしよう、

今…注意などして凶器を持っていた場合、乗車しているみんなに迷惑だ

次は俺が降りる駅だし、その時に突き止めるか…











「𓏸𓏸駅〜𓏸𓏸駅〜」


今だっ!


ガシッ!


と、俺は男の方に近寄り腕を掴みそのままホームへと引っ張った

勢いで大森も一緒に降りていた


男 「お、お前、、なんだよ!」


男は驚いた演技をしていたようだった


w 「お前がやった事は分かってんだよ」

w 「言え!」


俺はホームに響き渡るような声で男に怒鳴った


男 「……わ、分かったから」

男 「見逃してくれ、!」


男は俺に情けない頼みをしてきた

だけど許すわけがない

だから男は警察に捕まった、



w 「はぁ、ガキな考えしてる野郎だった」



と、俺は大森に目線を移した

大森は酷く震えて、その場しゃがみこんでいた


w 「大丈夫?」


若井は優しい声で大森に言った


m 「…こ、怖かった……泣」


大森はとうとう泣いてしまった

でもその泣き顔が俺の中で何かが揺らいだ


w 「水、買ってくるからあそこのベンチで待ってて」


俺は水を買おうと自販機に向かおうとした時

なにかに掴まれるような感覚が走った


w 「大森、?」


大森だった。

大森は小さい手で俺のスーツの裾を掴んでいた


m 「1人に、しないでくれませんか?」


瞳はうるうるで身長も低いので上目遣いをしているような、、

この時俺はシンプルに『かわいい』と思ってしまつた



w 「え、?」



m 「お願いします、、先輩」



w 「かッ……//」

w 「ゴッホン、!分かった」


明らかに大森は狙っているのではないかと疑うくらいあざとく、まるで女の子のようだ。







そこから俺らは雑談をし、大森を家まで送り、そのまま別れたのだ……



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