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碧野葉菜
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都築七美
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てく
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「……それはお前たちの話だろ、俺たちには関係ねえ」
「裏切るわよ、あなたを、人は弱いわ、神とは違う、いつ帰るかわからない相手をずっといい子で待つなんてできない、あなたたちも同じ道を歩むわ」
「何言ってるのかわかんねえな」
「頭の悪い神ね、綺麗事を言っていられるのは、今のうちだけということよ」
「なんだとコラ!? んなことはどうでもいいっつってるんだよ!」
魂が考えるように、僅かな間が流れた。
「俺はどんな結果になろうとあいつを恨まねえ。いろりの全部を受け止める。それができねえような半端な気持ちじゃねえ」
「……言えるわ、口ではなんとでも」
「そうだな、だから行動で示し——ってこんなところで道草食ってる場合じゃねえ! ここの時間ってどうなってんだ!? 体感が狂ってわかりゃしねえ!」
「し、知らないわよ、あたしも」
「俺は先を急ぐ! 惚れた女に待ちぼうけさせるなんざ男じゃねえからな! じゃあな!」
に、と牙を見せ迷いなく走り出す蛇珀は、その魂にはあまりに眩しく映った。
(拳豪様も、あんな風にあたしを想って必死に苦行を越えられたのかしら……なのに、あたしは——……)
「……ごめんなさい、拳豪様、ごめんなさい……」
涙を流すことも許されない魂は、罪の意識に苛まれながら長い長い地獄を彷徨い続ける。
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