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こんにちは!圖阿です!
前回からの続きです!
どうぞ!
・・・
🤪side
🤪「…………とりあえず、建物内に潜入はできたな…」
🍣「まだ昼間だから、一般のお客さんが多いいから紛れられたのが良かったね…」
🦁「……とりあえず、手分けして怪しいとこ探すぞ…!」
らびまるに伝えられた見世物小屋に行き、俺らは一般客に紛れて潜入した。
中はよくある見世物小屋で、怪しいところは特になかった。
けど、ここにほとけたちが捕まっとるのは間違いがない。
しばらく手分けして探したがどこにも怪しいところはなかった。
🍣「…………これだけ探してないとなると、もしかしたら別の場所にオークション会場の入り口があるとか?」
🦁「その可能性はありそうやな。…例えば、この建物の外…」
🤪「確か外にはでっかい箱がいくつも重なっとった場所があったな」
🦁「もしかしたら、それらは入り口を隠すためのもの……とか?」
🍣「中で怪しいやつがいた時用に、二手に分かれよう」
🍣「俺はここで怪しいやつがいないかの見張りと、オークションについての情報収集をしとく」
🤪「ほんなら、俺とアニキは外に入り口がないか探してくるわ」
外には記憶の通り、たくさんの大きな箱が積み重なっていた。
🦁「…一旦これをどけるか…?」
🤪「…………いや…この箱はあんま動かさんほうがええかも…」
🦁「なんでや?」
🤪「この箱、でかい上にめちゃくちゃ重いんよ……せやから、毎回毎回この箱をずらして入り口に入るんは考えにくい…」
🦁「ほんなら……入り口は何処にあるんや?」
🤪「…………………スイッチ……」
🦁「え?」
🤪「もしかしたら何か入り口を出すスイッチみたいなもんがあるんかもしれへん…」
🦁「手分けして探してみよう…!」
そう当たりをつけ、俺らは隅々まで探した。
すると、1つだけとても軽い箱があった。
🤪「…!……この箱……もしかして……」
🤪「アニキ…!」
🦁「なんかあったん!?」
🤪「この箱、他のもんに比べて大きさは同じなんに、異様に軽いんよ」
🤪「せやから動かしてみたら…」
🦁「!!」
🤪「………フッ…♪((ニヤ」
🦁「地面にめり込むようにして、スイッチがおる…!」
アニキがそのスイッチを押すと、何もなかったはずの壁が動き、扉が開いた。
🤪「いかにも隠し通路って感じやな…」
🦁「行こう…!」
🤪「………暗いな……」
🦁「………あいつら…無事やとええんやけど…」
🤪「…!…アニキ待った……!!((コソッ」
扉をくぐった先の廊下を進んでいくと、怪しい男たちが何やら話していた。
人攫い「おい!そっちは見つかったか!!??」
人攫い「いや、まだ見つけられてないんだ…!」
人攫い「クッソ……今回のことが知られたらまずいぞ…ッ!」
人攫い「…まずいって言ってるけど、一体何が不味いんだ??たかだか女3人を逃がしただけだろ?」
人攫い「別に、他にも今回の商品はいるんだから、何もそこまで焦らなくても…」
人攫い「お前はわかってない…!!」
人攫い「このオークションを開催しているのはあの人だ!俺たちなんか簡単に殺せる…!」
人攫い「早いとこ見つけないと…ッ!」
🦁「まろ、あいつら女3人って…言ったよな…?((コソッ」
🤪「あぁ……あいつら自力で逃げ出したんやな…((コソッ」
🦁「ほんま……凄い奴らやな…♪((コソッ」
🤪「…………なぁ、アニキ…?」
🦁「?…どしたんまろ?」
🤪「俺にちょっとええ考えがある♪((ニヤ」
🦁「……???」
人攫い「…ッ!!」
人攫い「お、お前らどっから入って…ッ…!!」
俺はアニキにそう言い、こちらを背にして話している男たちに殴りかかり拘束した。
🤪「おし…!アニキ…!これを着るんや!」
🦁「これって……そいつらが着てたローブか?」
🤪「そ♪…このローブを来たほうがこの中を歩きやすいからな」
🦁「なるほど。ほな、早いとこ逃げてるあいつらのもとに行こうや」
💎side
ハァッ…ハァッ…ハァッ……!
🐤「ほ、ほとけっち…!一旦止まろう?」
💎「で、でも…早くし出ないと危険じゃ…!」
🐇「ハァッ…ハァッ…せやけど、迷ったら下もこうもないやろ?」
あれから、僕ら3人はとにかく走った。
もう一度、通気口に入れば、外に出られる通路があるかもしれない思ったが、途中、通路が狭くなってしまい、女である僕らも通れなくなってしまった。
そのため、薄暗い通路を外に出る出口目指して走ったのだが、一向に見つからない。
💎「一体…何処に出口があるんだろう…?」
🐤「…………ねぇ、確か少し前の道に変な溝があるところなかった?」
🐇「みぞ??…そんなもんあったっけ?」
🐤「うん。……ちょっと確かめたいことがあるから行かない?」
りうちゃんの提案により、僕らは走ってきた道を慎重に戻った。
戻った先には、確かにりうちゃんの言っていた通り極小さな溝があった。
🐇「………よ、よく気づいたな……こんなちっさい溝…」
💎「……確かに、溝はあったけど…これがどうしたの?」
🐤「………………((スッ」
りうちゃんがその溝を押すと、大きな音を立てて、通路が現れた。
💎🐇「えーーーー!!!!????」
🐤「…やっぱり…♪」
💎「な、なんでりうちゃんこんなことが分ったのッ??」
🐤「…んー?…えっと勘…かな…♪」
🐇「か、勘でんかるものなんや…!」
🐤「い、いいから早く行こう…?!」
りうちゃんの見つけた通路を進んでいくと、ハシゴがあった。
🐇「そういや、ウチらの牢の前には階段があったなぁ…」
💎「てことは、このハシゴを登れば、出口があるかもしれない上に出られるかも…?」
🐤「行ってみよう…!」
ハシゴの先にある小さな扉に向かって、僕らは登り始めた。
💎「…ッ……かっっった!!!???」
ハシゴを登ったのは良いのだが、一番上にある上の階への扉が以上に硬いのだ。
どんなに押しても、うんともすんとも言わない。
ハシゴに登っている状態のため、あまり腕に力をかけられず、扉が開かない。
🐤「ど、どうする…?ほとけっちの力で無理なら、りうらたちじゃどうすることもできないよ?」
🐇「………!…いむちゃん!扉の近くに誰かおるかわかるか?」
💎「ちょっと待って…!」
扉に耳を当て、耳を澄ますが、誰かいる気配も誰の足音もしない。
初兎ちゃんにそのことを伝えると、一か八か思いっきり殴って扉を開けてみようとなった。
🐇「殴ったら結構な音が鳴るはずやから、1回目でだめやったら退散しよう…!」
💎「わかった!…やってみる」
そう言って、僕は思いっきり腕を振りかぶり真上の扉めがけて殴った。
辺りに激しい轟音が響く。
そして、扉が開いたのだ。
💎「…!!開いた!」
🐤「急いで登ろう!」
なんとか登りきったが、さっきと変わらず、薄暗い通路に出た。
🐇「また通路か………出口は一体何処なんや?」
タッタ…タッタ…!!
💎「…!まずい!誰か来る!!」
🐤🐇「ッ!」
咄嗟に隠れようとしたが、隠れられそうな場所は無く、2人の男が現れた。
🐤💎🐇「ッッ!!」
💎「(ここまで来たのに…ッ!)」
僕が男2人を警戒し、身構えると、予想打にしない声が飛び出した。
🤪「ほとけ…!!」
💎「………え?……イ、イフくん…ッ!?」
目の前の男2人は被っていたローブのフードを脱いだ。
それは、イフくんとアニキだった。
🐤「まろとアニキ!!」
🐇「ゆ、ゆうくん……」
🦁「お前ら、よく頑張っな…♪」
🤪「出口まで案内する!はよここから脱出するで!」
イフくんたちに連れられ、僕らは無事に外に出ることができた。
🦁side
🐤「2人ともほんとにありがとう……助かったよ…♪」
🤪「お前らもよく、自力で逃げ出したな…」
💎「そう言えば、ないちゃんは?」
🦁「ないこは見世物小屋ん中でこのオークションについての情報収集をしてるんや…」
🐤「ないくんも来てるんだ……♪」
🦁「……………初兎…((コソッ」
🐇「…?どしたん……?((コソッ」
🦁「お前のおかげで、お前らが攫われたって気づけたわ。ありがとうな♪」
🐇「!……そうや、らびまるは?」
🦁「安心せぇ♪あいつは元気や」
🐇「良かった…((ホッ」
俺たちは初兎たちを、家に送り届けた。
🐤💎🐇「らびまるッ!!」
らびまる「なんやうっさいな…」
🐤💎「良かったーーーー!!!」
🐇「らびまる…ッ…((ウルウル」
らびまる「いや、なんでそんな泣きそうなんよ笑」
らびまる「……………お帰り……お前ら……無事でよかったわ((ニコッ」
🐤💎🐇「ただいまーーーー!!!((ギュッ」
らびまる「おいッ!…くっつくな!!暑苦しいわ!!」
🍣「……♪……無事に解決して良かったね…」
🤪「そうやな…♪」
🦁「何事もなくてよかったわ」
🍣「さてと、それじゃあ行きますか♪?」
🤪🦁「おう♪」
これから俺たちはないこがオークション会場で集めた情報を下に、今回のオークションの開催所のもとに行く。
どうやら、開催したのはこの国のとある貴族のようだ。
その貴族はと闇取引や闇市場、人身売買に密輸などなど……近々こちらから出向きに行く予定があったため、今回の証拠を下に貴族の一家もろとも逮捕することとなった。
そしてそれとは別に、拷問により俺たちの恋人に手を出したことを後悔させた。
🦁「初兎……♪……どうしたんや?」
🐇「ゆうくん…」
あの騒動から数日後、俺たちは初兎たちの家で2度目のお泊まり会をしていた。
けれど、なんだか初兎の顔が暗いことに気づき、俺は初兎と2人っきりになったタイミングで話しかけた。
🦁「なんか悩みがあんなら聞くで?」
少しの沈黙の後、初兎は話し始めた。
🐇「……ウチは姉失格やな……って思ったんよ」
🦁「……………なんで……そう思ったんや…?」
🐇「この間攫われた時、りうちゃんは持ち前の器用さで牢屋の鍵を開けた」
🐇「いむちゃんはウチらを守るために、向かってくる敵を身を挺して戦った」
🐇「…………けど……ウチはあん時なんもできんかった……それが悔しくてな…w」
🐇「ウチには2人みたいに特技がないんよ……できることと言ったら花言葉を少し知っとるだけやw」
🐇「……今回みたいなことが起きたら、何の役にもたたん」
そう、明るく話す初兎だが、その顔がひどく辛そうなのを俺は見逃さなかった。
🦁「………俺は…お前が花言葉を知っててくれて今回十分役に立ったとおもっとるで♪」
🐇「………へ…?」
🦁「お前が花言葉で助けを求めてくれたから俺らはお前らを助けに駆けつけられたんや」
🦁「結果的に誰も傷つかなかったんやからさ…♪」
🦁「お前は十分……役に立ったで♪((ポンッ←🐇撫でる」
🦁「………せやから…そんなに自分を責めんなや…((ニコッ」
🐇「……ッ…うん……ありがとう…ゆうくんッ…♪((ポロッ」
お前にはやっぱりそうやって笑っててほしいわ。
続く
・・・
見てくださりありがとうございました!