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こんにちは!圖阿です!
前回からの続きです!
どうぞ!
・・・
🤪side
🤪「なぁ、親父のことどないする?」
🍣「どうするもこうするも、平民と結婚したいです!…って言って納得するとは思えないな…」
🦁「俺等の立場を考えたらそらそうだろうなぁ…」
俺達3人は現在付き合っている恋人と結婚をしたいと考えている。
けれど、今まで散々お見合いをさせようとしてきた親父が平民の奴と結婚することを許すとは到底思えない。
そのため、俺らはどうするか話していた。
🍣「……思ったんだけど、親父をりうらたちに会わせたら納得してくれるんじゃない?」
🍣「あいつらそのへんの貴族なんかよりずっと性格良いし、顔もいいよ…?」
🦁「……確かに、実際に合わせればどうにかなるかも………?」
🤪「ほんなら、あいつらにも話して、親父に会ってもらうか」
🐤💎🐇「…ッ…!((ガッチガチ」
🍣「3人とも、そんな緊張しなくても大丈夫だよ…?」
🐤「きききき、緊張するに決まってんじゃん!!」
💎「相手はこの国の王様でイフくんたちのお父さんなんだよッッ!!!」
🤪「そう言っても、ただの老けたおっさんやからそんな身構えんくてもええって」
🦁「初兎…吸ってー…吐いてー…」
🐇「スゥー……ハァー……」
🦁「そんな怖がらんでも平気やからな♪」
🤪「んじゃ、行くぞ」
そう一声かけ、俺は扉をノックした。
🤪「…………失礼します…」
扉の先には椅子に腰掛けて、書類整理やらなんやらをしながらこちらを見ている親父がいた。
王様「……………話があると言っていたが……なんのようだ…?」
🍣「俺たちの婚約者についてです」
王様「…………………」
🦁「俺ら3人はこの娘たちとそれぞれ結婚をしたいと考えています」
王様「………そのものたちは……見ない顔だが何処の家のものだ…?」
🤪「こいつらはこの国に旅人としてやって来た平民です」
王様「…………………そうか……」
一瞬驚いた顔をしたが、すぐにもとに戻った。
俺はほとけたちに挨拶をするよう合図した。
🐇「お初にお目にかかります。」
そう言って初兎たちは挨拶をする。
一様作法は教えたため、言いがかりをつけられることはないだろう…。
王様「………………そのものたちと結婚するなりなんなり好きにしなさい」
王様「式やらなんやらは使用人に任せろ」
それだけ言って、すぐにまた手元の書類に目を向けてしまった。
🤪「……失礼しました…」
🍣「はぁ…!…ほんとになんなのあの人は!?」
ほとけたちを家に送り届けた後、俺ら3人は親父の態度に対する愚痴が止まらなかった。
🤪「まったくや…あんだけ人の婚約者を勝手に決めようとやっとったくせに、いざ平民のやつと結婚するって言うとあの態度やしな…!」
🦁「まぁ、結婚についてとやかく言われんかったのはよかったわ」
🍣「それはそう………はぁ………ほんとにあの人俺らのこと興味ないよね…」
🤪「………そうやな…おふくろが死んでからずっとあんな調子やし…」
🦁「…………この話はやめて、あいつらとのこれからについて考えようや♪?」
🍣「そうだね……♪」
親父への結婚報告をしてしばらく経った。
あれから、俺たちはほとけたちの故郷に行った。
ほとけたちは故郷の場所を一切覚えていなかったため、少ない記憶を頼りに近しい写真や資料を見して、ようやく行くことができた。
ほとけたちの両親は10年ぶりに会った娘たちに喜ぶと同時に、そんな娘たちが一国の王子を、しかも婚約者として連れてきたことにひっくり返っていたのはいい思い出だ。
2人とも、『私たちの娘が選んだ人なら口出しはしません。どうか。この子たちを幸せにしてください』そう言った。
俺たちがそのことについて肯定の意思を見せると、2人ともとても安心しきった顔で笑っていた。
その日は3人の実家でお世話になった。
少しの間だったが、両親との仲のよさがよく分かった。
そして同時に、それを羨ましいと思ってしまった。
昔は……俺等も困難だったんかな…。
俺らは、結婚式を同時に行うことにした。
1ペアずつでもよかったのだが、3人が『姉妹一緒に結婚式をしたい』とのことで同時に行うことになった。
もちろんその分派手にやるつもりだ。
そのため、毎日大忙しだった。
親父は結婚式に関しては何も干渉をしてこなかったため、しばらくの間、同じ城にいるとは言え、ほとんど会わなかった。
結婚式前日、ほとけとたちが親父と話したいことがあると言ってきた。
🤪「…話したいことってなんや?」
💎「ちょっとこれは言えない…♪」
🤪「……?……まぁ、ええわ。親父はまた前とおんなじ部屋におるから」
💎「分かった…!」
そう言って、3人は親父のもとに向かった。
結婚式当日
式のために、俺らはタキシードに着替えた。
花嫁のほとけたちはウェディングドレスに着替えてこちらに来るとのこと。
🍣「……なんか、今日まであっという間だったね…笑」
🦁「ほんまやな……あいつらと始めて会った日が懐かしぃわ♪」
🤪「これでほとけと堂々と一緒にいれるわ…!」
そんな話しをしていると、扉がノックされた。
💎「…わぁ…!✨✨イフくんかっこいい!!」
そう言って近付くほとけが可愛すぎた。
え?何こいつ……ウェディングドレス来たらガチモンの天使にしか見えんのやけど??
可愛すぎねぇか??
🐤「お!ないくんやっぱりそう言うかっちりした服似合うね♪」
🍣「りうらありがとーー!!りうらは世界一可愛いよー!!💕💕」
🐤「ありがとねw」
🤪「なんか……ないこ最近今まで以上にりうらに対する溺愛度が増したんやない?」
🍣「あったりまえじゃん!!こーーーーーんな可愛いお嫁さんができるんだよ!?溺愛もするって♪」
🐤「………////💦」
そう言って、りうらに抱きつくないこを見て、これからもっと激しそうだなと少し遠い目をした。
🐇「ゆうくん!!」
🦁「?…どうしたんや?」
🐇「ゆうくんはウチのことなんか言ってくれんの…?」
そう言って上目遣いをする初兎を見て、天を仰いでるアニキがいた。
あれは完全にやられたな。
🦁「……スゥー………めちゃくちゃ似合っとってかわええよ♪///」
🐇「ほんまに!?✨✨」
🐇「……ゆうくんもめちゃくちゃ似合っとってかっこええよ♪!」
🐇「こんな素敵な人と結婚できるなんて……ウチは幸せもんやな♪」
そう言う初兎が愛おしかったのか、アニキは無言で初兎に抱きついていた。
🐇「???///」
🍣「そう言えばだけど、なんで3人がこっちに来ること譲らなかったの?」
🤪「それ俺も思っとったわ」
初めは、ウェディングドレスでは歩くのが大変だろうから、こちら側がほとけたちの部屋に向かうことになっていたのだが、途中で、ほとけたち側がこちらに来ることになったのだ。
何度か話したのだが、これだけは譲らなかったことに少しの疑問があったのだ。
💎「あぁ…それはね………………どうぞ♪」
そうほとけが言うと、一人の男性が入ってきた。
🍣🤪🦁「…!!」
それは、まったく結婚式に干渉をしてこなかった親父だった。
続く
・・・
次回でラストです!!
見てくださりありがとうございました!