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おもろかった…笑
どうも皆様、サカナです
東京はメンヘラだと思うんですよ
首都扱いだけど首都じゃないし、言い方悪いけど治安わるわるだし、トー横ってあるじゃないですか?そういうことですよ
後うちの東京くんは最年少です
江戸幕府氏がなくなって、東京と呼ばれ始めてから東京が生まれたみたいな(語彙力皆無)
雰囲気でついてきてください(投げやり)
真面目でヤンデレ気質な東京さんが好きな人にはおすすめしません
…前置き長いですね、すみません
誰もいないリビング、2人の都道府県だけがソファにいた。
京都府と東京都、どちらも日本の首都的存在である。
京都「…ほんまにそれ楽しいんですか?」
東京「楽しくなかったらやってないし、今更すぎ」
京都「男の膝枕ですよ?いくら僕が可愛くて美人さんやとしても」
東京「自己肯定感アメリカかよ」
京都「先輩になんて口利くんや」
東京は何か嫌なことがあると、こうして京都の元まで訪ねて膝枕をしてもらう習慣があった。
まだ東京が幼い頃、京都は寝かしつける時にこうして膝枕をしてくれた。その感覚が忘れられず、今も結構な頻度で甘えている。
京都の方も慣れてきてはいるが、大人になったのにいいのだろうか、という疑問は尽きない。
東京「なぁ京都さん」
京都「なに?」
東京「眠い」
京都「…ここで寝たいと?」
東京「わかってるじゃん」
言うが早いか、東京は目を瞑って寝る体制に入った。
京都「こんな甘えたに育ってもうて…許す僕も僕やけどね」
そう言いながら、優しく東京の頭を撫でる京都。なんやかんやでかわいい後輩だから、つい甘やかしてしまう。
東京「おやすみなさい」
京都「おやすみ。ゆっくり寝えや」
最終的にこうまで言ってしまうのだから、東京はいつまで経っても甘えん坊なのだ。
ここで終わると思いました?
大阪「そんなええ話で終わらすわけないやろ」
一つ言っておくと、大阪は京都が大好きである。
バァンッ!!
急にドアが思い切り開き、出てはいけない類の音を鳴らした。
京都・東京「!?」
大阪「ずるいぞ東京!!俺も京都に膝枕やってほしいんや!!そこどけ!!」
大阪のその言葉に、東京はガバッと身を起こした。
東京「嫌に決まってるだろ!!俺を甘やかしてくれる人をとるな!!!」
京都「扱いひどないです?」
メンヘラとヤンデレの決定的な違いとは、自分をかまちょしてくれるためなら基本的になんでも厭わないところである。
大阪「いつまでガキみたいなこと言うとんやお前!昔っから京都んこと取りおって!!今日という今日は許さへんぞ!京都だけに!!」
京都「お前からぶちのめしてええか?なんもおもろないし」
完全に置いて行かれた京都。はなからついていくものでもないが。
東京「いいかたこ焼き県!俺は公式(?)に認められて京都さんから膝枕してもらっているんだ!俺が甘えても毎回受け止めてくれるし、俺のこと好きだよね!?好き同士なんだからくっつくべきなの!!入り込んでこないで!!」
だいぶ話が飛躍した。つまりは、甘やかしてくれる=自分のことがすきぴ、 だから京都は自分のものであるとのこと。
話の流れが無茶苦茶だ。
大阪「俺は府や!!県やない!!」
京都「絶対先そっちちゃうで。後キミは後輩以上でも以下でもないですよ東京」
東京「京都さんは俺のこと好きだよね!?ね!大阪より俺の方がいいよね!! 」
京都「うおっ、こっち来よった」
大阪「俺の京都になに触っとんじゃクソガキ!!!」
京都「お前のやないで」
東京「俺のこと好きだよね!!好きって言ってよ!!!死ぬよ!? 」
京都「急にヘラんな」
大阪「ほら京都!そんなだるいやつより俺選んでや!」
正直、京都からするとどっちもどっちのだるいやつだ。
うるさいかすぐヘラるかの違いしかない。
京都「……あーーーもう、うっさいわお前ら!!そんな喧嘩するくらいなら両方面倒見たるわ!!殴られたくなきゃ早よう来い!!」
大阪「きょ、京都がキレよった…けどラッキー!東京も一緒なんは気に食わへんけど…っしゃあ!」
東京「構ってくれるならいいや」
あまりの騒がしさに京都が吹っ切れ、両方を鎮めることに成功した。
東京は元々構って欲しいだけのメンヘラちゃんであり、大阪が嫌いなわけではない。
京都に構ってもらえるようになったので、元の落ち着きを取り戻したようだ。
京都「ソファは狭いから寝室行くで」
大阪「えっ、そ、そんな大胆な…」
京都「遠慮するんやったら部屋戻れ、ずっとうっさいねんお前」
大阪「行かせていただきます」
東京「さっき県と間違えたの謝るから、大阪さんも構って」
大阪「それはもうええけど…お前ほんまに誰でもええんやな…」
京都「関東も大変やね」
その後、京都の部屋でぐっすり寝た。
大阪「えっち…」
京都「窓から放り投げんぞ」