どうも皆様、サカナです
都道府県が発展し始めた頃から長生きしてたらいいなという妄想
本体がそういうの好きだから、傷跡(戦やらなんやらの痕跡)とかいっぱいつけてしまって申し訳ない
けが、せんそ、いくない
この回以降、とんでもなく不謹慎です。
通報はご勘弁を…
部屋の隅に縮こまり、何か呟く東京。構って欲しいわけではなさそうで、本気で悩んでいる様子だ。
東京「病んだ…マヂムリ…」
神奈川「東京?今回はどうしたの?」
負のオーラを纏う東京に優しく声をかけ、神奈川は肩を叩く。
東京はゆっくりと神奈川の方へ顔を向けた。
東京「アメリカとの仕事入ったぁ…」
神奈川「うわ、それは病むね」
神奈川は嫌そうな顔をした 。
ww2の影響もあり、都道府県はアメリカに良い印象はない。むしろ悪印象が強く、ノリも違うために関わることが苦手だ。
東京「あいつと仕事するのはやだぁ…」
神奈川「仕方ないよ。相手は一応同盟国だし」
東京「破棄しよ…?」
神奈川「日本終わっちゃうからダメ」
東京「神奈川が代わりに… 」
神奈川「僕にそこまでの能力はないよ。法的な首都ではなくても、日本の首都はキミだ」
皆から首都と認められている以上、東京は首都であるのだ。メンヘラだろうが最年少だろうが、他の都道府県より能力は秀でている。
けれどその分厄介な仕事が多いのも、また事実だ。
東京「…京都さんは?」
神奈川「東京に回ってきてるってことは、適任者じゃなかったんでしょ。というか、関東の仕事を関西に投げないの」
東京「でもあいつとは嫌だ…」
京都は毒舌だが、心根は優しい。ただツンデレなだけだ。
だから、もし都道府県とアメリカで仕事があった場合、京都自身が自分に回せる分だけ引き受けている。
被害が大きかった都道府県にとって、アメリカのヘラヘラとした態度はかなりの苦痛なのだ。特に東京、広島、長崎、沖縄、大阪あたりは顕著である。
神奈川「そうだよね…じゃあ、ちゃんと仕事を終えてきたら、みんなに連絡して甘やかしてあげる」
東京「…ほんと?」
神奈川「もちろん。ODと昏睡まで飲むのは絶対に許さないけど、1日1缶はその日だけ解禁にするよ」
東京はかなりの酒好きで、ストゼロの愛飲者である。 しかし決して強いわけではなく、落ちるまで飲むことが多かった。
その結果、1日1缶だけなら飲んでいいというお約束ができた。
これは他の関東地方メンバーも同様である。
東京「え、いいの!?」
神奈川「本当は禁酒して欲しいんだけどね。嫌な仕事を終えた時くらいは許してあげるよ。これならしっかりやれる?」
東京「ア、アメリカと仕事するのは嫌だけど…酒飲めるし、甘やかしてくれるならがんばる」
神奈川「それでこそ首都だよ!がんばれ東京!」
東京「うん!」
神奈川「それはそれとして、日本くんとアメ公はできるだけ離してね」
東京「任せとけ」
日本は彼らにとって弟で、 アメリカのような信用に値しない人物と仲良くさせたくないらしい。
アメリカ「じゃ、そういうことで」
東京「お疲れ様でした」
アメリカ「また仕事があったら来るから、よろしくな〜」
東京「いつでもお待ちしております」
数日が経ち、アメリカとの仕事を終えた東京。
プライベートでは堕落気味な東京だが、仕事だけは完璧にやり遂げる。 内心早く帰れとしか思っていなくても、家の冷蔵庫に準備した大量の酒があってもだ。
退出するアメリカを引きつりがちな笑顔で見送り、自分も帰る準備をする。
東京(俺…帰ったら飲酒するんだ…)
日本「東京さん、ご苦労様です」
東京「あぁ、日本さんもお疲れ様です。なんとか無事に終えられてほっとしました」
日本「東京さんはいつも完璧にこなしてくださりますから、私としても安心です」
東京「ご期待に添えられているようで何よりです。これからも精進いたします」
日本「無理はなさらないでくださいね」
東京「ありがとうございます。日本さんも、体調を崩す前に休んでくださいね」
日本「わかりました、ありがとうございます」
東京「それでは、お先に失礼いたします」
礼儀正しくお辞儀して、東京は会社を出た。
東京「ただいまぁ〜〜!!!」
神奈川「おかえり、東京」
家に入ると、神奈川が出迎えてくれた。
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