テラーノベル
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rbru/nmmn/ご本人様関係NOTHING
誤字あるかも rb『』 ru「」
妄想が捗る内に沢山投稿する種族なので
一日に何回も投稿する日があります
死ネタ入ります/自傷行為/
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ru side
いつからか、将来への不安が大きくなった
人間関係とか、そんなものじゃない
目に見えない大きなものが突然怖くなって
一人で泣くようになった
俺、こんな弱かったっけ
風呂でシャワーの音にかき消されながら
鼻をすすって
涙を拭って
なんて孤独なのだろう
愛する人も愛してくれる人も居るのに
勝手に一人で孤独だと感じて。
今日もまた一人でシャワーにかき消される
愛する恋人はリビングに居るのに
彼の目の前で泣ける事が出来たら
きっと俺は死ねるだろう
「⋯っ、ズっ、⋯⋯っ、っ゙ふ、ぅ⋯」
なんて苦しいのだろう
頭上から降り注いでくる水の粒は
生暖かくって
壁につむじを見せたって何も変わらない
ただ虚無になって一点の宙を見つめて
流れる涙と水が混ざって俺の涙を消す
声を出して泣いて助けてほしいのに
シャワーを出して声を消してるのは
自分じゃないか
がらっ⋯、!
「⋯っ、?っ゙、?」
急に風呂の扉が開く音がして、
勢いよく後ろの振り向く。
顔を覆い隠していた手はそのままで。
扉越しに立っていたのは愛する恋人だった。
鼻で息をし少し肩を下げた彼は、
服を着たまま風呂の中に入ってきた。
俺の目の先にしゃがんで俺の身体に腕を回してそっと包み込んでくれた。
『⋯⋯⋯俺のいない所で、一人で泣かないで下さい』
『⋯ゆっくりでいいから⋯、どれだけ泣いてもいいから』
『⋯話してください、俺はなんだってしますから』
『⋯お願い、一人で泣かないで』
「⋯っ、っ゙ぅ、っふ⋯、ぐす、ッ」
後ろから聞こえてくる彼の声と腕に包まれながら、俺はもう一度手で顔を覆い隠した。
強く抱きしめられていく身体が、
少し安心した。
シャワーのほうが暖かい筈なのに
抱きしめてくれた彼のほうが温かく感じるのはいつもと同じ声の優しさなのに
より一層優しく聞こえる彼の声だからだろうか
服も髪も水でぐしゃぐしゃになるのなんて分かるはずなのに
それでも水に濡れてくれた彼は
誰よりも愛した恋人だった。
⋯なぁ、何でもしてくれるって言ったよな
俺を殺してって、君を殺させてって
そう言っても君は抱きしめてくれるかな
一生愛してくれるのかな
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彼は水に濡れたまま、優しい顔で俺を抱きしめてくれていた。
俺が言葉を発すまで、ずっと。
自分でつけた生きた証を君は優しく撫でてくれた
『⋯⋯⋯辛かったね』
無数についた生きた証は、浅い証だった。
『⋯⋯痛かったの?』
「⋯いや、」
「⋯⋯いたくなぃ。」
『⋯そう』
『⋯⋯深くはやらないで欲しいな』
「⋯⋯わぁったよ、」
止めないのも、彼の優しさだ。
こんなもの、止められれば止められるほど止まらなくなってしまうだけ。
何よりも優しい答えだった。
でも、いくら優しい言葉をかけてくれたってもう戻れない
こうしないと、自分を動かせない
ベッドの側に隠したカッター
もう見つかってたかな
君も風邪を引いてしまう
もうそろそろ出ないと
いつまでも涙を流して君に迷惑をかけたくない
「⋯ごめ、出よ⋯、」
『⋯分かった』
そういって軽々と俺のことを持ち上げて
風呂から出た。
「⋯何やって、?」
『⋯⋯⋯誰よりも近くで居たいの』
『⋯ただの俺の独占欲。気にしないで』
俺の額にキスを落とし、
まだ2人とも濡れたままの状態で君はリビングに歩いていった。
そんな俺をゆっくり布団に座らせ
君は急いでタオルを取ってきた。
『取り敢えず身体一人で拭ける?』
『拭きたいところなんだけど俺も服かえたくって』
「大丈夫、着替えてきて」
『ありがとう』
そういって君が寝室から出ていったのを見て、俺も体を拭く。
身体全体を拭き終わった頃には彼も服を着て戻って来ていた。
『ついでに小柳くんの服持ってきたよ。冷えるから着よ?』
「あ、⋯ごめん、」
『⋯謝らないで?』
「⋯⋯ありがとう」
『ん。そう』
お互い服を着て、密着する。
ただ抱きしめあったまま、沈黙が流れる。
彼が前かがみになってベッドに倒れた俺の頬を優しく撫でてくれた。
『⋯⋯したい?』
「⋯⋯⋯⋯⋯ん、」
優しく少しだけ困り眉で聞いてきた彼は、
俺の腕を触った。
『⋯⋯跡、消えるの?』
「⋯消えるよ。深くやったら消えないだろうけど、本当に少しだけ血が出るくらいに浅く切ったら消える。」
『⋯そう』
少し悲しそうな顔をした君は無数の跡達に
一つ一つ、キスをしてくれた。
「⋯はは、ちょっとくすぐってぇ、」
『逃げないで下さいよ〜?笑』
「わぁってるよ笑」
寂しそうな顔で俺の跡にキスをする彼は、まるで童話の王子様のようだった。
跡をつけるのは承認欲求だとか、
心配されたいだけってよく聞くけど。
勿論、そういう感情が奥にあるとは思う。
でも、この跡をつけるのは信頼できる人を見極める為の跡だと俺は思う。
「⋯⋯腕じゃなくて俺に構ってほしいんですけど」
『何して欲しいんですか?』
そう言いながら再び俺の腕にキスをし始めた。
「⋯そんな汚いところに口付けないほうがいいだろ」
『どこが汚いんですか。綺麗ですよ。』
「⋯でも」
そう言いかけた瞬間、君の顔が一瞬で曇った。鳥肌が経つほどに。
『⋯ねぇ、どうやったら小柳くんが信じてくれるの』
『俺から見た小柳くんはすっごく可愛くて、綺麗で、美しくて、かっこよくて』
『勿論欠点だってあるだろうけど、それも含めて小柳くんが大好きなんだよ』
『⋯どうしたら、どうやったら小柳くんは愛されてるって、自分が誰かの大切な存在だって、信じてくれるの⋯、?』
そう俺に言い放った君は、涙を流していた。
涙を流すほどにまで君を追い詰めた
こういう自分が大嫌いだって
生きてはいけない存在だって
愛されるべきでは、幸せになるべきではない人間だって
そう言ったらきっと怒るかな
「⋯⋯⋯俺のこと、殺してよ」
「⋯俺のこと愛してくれてる人に殺されたら、すごい幸せだよ」
「⋯我儘言ってるってわかるけど、許して」
「星導を俺の手で、殺させて」
「⋯嫌なことも、何もないよ」
「充実してるよ、毎日」
「星導にも愛されて、ライとカゲツと一緒に戦えて」
「こんなに幸せな日々なんてないと思う」
「⋯それなのに、見えない不安で追い詰められる自分が」
「嫌いで嫌いで仕方がないんだよ」
「でも、本当に最低なこと言ってるけど」
「愛する人と死にたいんだよ」
「自分の事も恋人のことも大切にできない」
「そんな俺に居場所なんて見つけられないんだよ」
『⋯⋯⋯俺と死ねたら小柳くんは何よりも幸せになれるの?』
「⋯あぁ、そうだよ」
『⋯じゃあ、早く幸せになろっか』
「⋯⋯ぁぁ、ありがとう⋯」
君も俺も涙を流しながら、
お互いの首に手をかけた。
何でお互い辛いのに
こんなことさせてるんだろう
最低な俺をいつまでも愛してくれた君に
永遠の死を授けるよ
⋯
終わり方くっそ下手かも
すいません
愛してる人のことを何よりも優先する🐙大好きなんです⋯⋯⋯⋯
次純愛ドキドキです
お楽しみに
コメント
6件
心中大好きです😎🫶最高ですねがち神だとと思います😎😎😎
えっ、次回純愛…!? やった、やった…死ネタも鬱シチュも美味しくいただくんですけど純愛が1番好きなんです…!ありがとうございます⤴︎︎︎
今回も神です…!