家に帰って 、布団に潜り込んでも
胸の高鳴りは治まらなかった 。
頭の中では 、今日の放課後の出来事が
何度も繰り返される 。
今日の放課後 _ 。
校門を出る前 、勇気を振り絞って
Atに声をかけた 。
Mz「… At !」
振り返ったAtの瞳に射抜かれ 、
一気に心拍数があがる 。
Mz「よ 、良かったらさ …」
Mz「L○NE 、交換しない ?」
ほんの一瞬 、Atは瞳を揺らした 。
At「…俺と ?なんで ?」
喉が渇く 。
けれど逃げる訳にはいかなくて 、
必死に答えた 。
Mz「だって …話したいし 。」
Mz「お礼とかしてくれんならさ 、」
Mz「連絡できた方がいいだろ ?」
少しの沈黙 。
でも思っていたよりも早くAtは
ポケットからスマホを取り出した 。
At「ふーん …いいよ 、交換しよ 。」
耳までほんのり赤くなっているのを 、
俺はもちろん見逃さなかった 。
_そして今 。
手の中のスマホが小さく震える 。
画面にはAtからの初めてのメッセージ 。
At『今日はありがとう』
指先が震えて 、急いで返した 。
Mz『こっちこそ !』
Mz『誕生日教えてくれて嬉しかった !』
既読はすぐに付いた 。
でも返事は少し間を置いてから 。
At『別に隠すことじゃないし 。』
布団に顔を埋めた 。
声を出していないのに 、
胸がいっぱいで叫びたくなる 。
思わず 、打ってしまった 。
Mz『でもあの時照れてたの可愛かったよ』
…… 返事は来ない 。
だけど既読はすぐに付いた 。
その沈黙の向こうで
Atが照れているんだと思うと …
心臓がもうどうにかなりそうだった 。
Mz「まじで心臓持たないんだが …。」
Mz「お礼 …って2人で行くよな ?」
Mz「え 、普通にデートじゃん …!?」
Mz「俺 、死ぬんかな ww」
Mz「俺幸せすぎない ?」
Mz「早くデート行きたいな …。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
At「可愛かった …??」
At「まじで …変なやつ … /」
コメント
2件
ぷぎゃあああああああ