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ジャネット・ハミルトンは、ドアの下のわずかな隙間に黒い導線のようなものを忍び込ませた。

それはまるで生き物のように床を這いずり、部屋の中を進んでいく。

これはジャネットの秘密道具の一つで、探索時に重宝するアイテムだ。

その黒い導線の先には小型のカメラが付いており、部屋の中をぐるりと見渡す。

するとカメラの映像がジャネットのサングラスの内側に映し出される。

ジャネットは部屋に誰も居ないのを確認すると、ポケットの中をまさぐって鍵のようなものを出した。

これも彼女の秘密道具だ。

彼女はそれを鍵穴に差し込むと、ほんの数秒ののちにガチャリと鍵が開いた。

彼女は自分の作った秘密道具の出来の良さにほくそ笑むと、物音一つ立てずに部屋に忍び込んだ。


彼女は鍵を内側から掛け、手当たり次第に部屋の中を探り出す。

すると、机の引き出しの中に懐中時計を見つけた。

それはまるで海中から引き揚げたかのように所々錆び付いてて、かなりの年代もののように感じる。

ジャネットはお構いなしにその懐中時計を手に取り、蓋を開く。

しばらく裏表をひっくり返しながら観察すると、時計盤の隙間に溝が出来ているのに気が付いた。

彼女はそれを見て何かを閃く。

彼女はポケットから十徳ナイフを取り出し、その中から鋭い千枚通しとマイナスドライバーを選んだ。

そしてそれらを時計盤の溝にねじ込んで、じわじわと開いてみた。

その中には、黴た羊皮紙のメモが小さく折り畳んであった。

彼女はそれを手に取り、読んでみる…。

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