湯船から上がると、丁度mfくんが準備をしてくれていたところだった。
髪から水を少し滴らせていて、ちょっとえっちだ。そして、イケメン…っ!
「上がったよ…!」
「お疲れ様。dn、疲れていない?」
自分が疲れて、心配して。俺のことをそれでも優先してくれて。優しいなあ…
「そんな、俺は…大丈夫。mfくんこそ、」
「こら、そんな風に自分を卑下しない。dnは俺の嫁でしょ?」
「っ…」
mfくんの言っていることは妥当だ。だけど、mfくん。貴方も。俺のことばかり大事にしないでよ。
「ごめん、言い過ぎた。でも、遠慮しないでほしいというか…」
「お、俺こそ…やっぱり、元々不自由な生活をしてたし、この国の天井でもある帝と対等で話すってさ…」
「そっか…、dnはさ、俺のこと好き?」
「す、好き!だいすきっ…//」
俺の言葉を待っていたかのように押し倒す。
「それならいいよ」
見下ろしながら落とされるその言葉に、胸の高鳴りを感じた。
どくん…と心臓が緊張して音を立てる。
「mfくん…」
「何?」
「自分のことも、大事にしよ?」
俺は首に手を回して、顔を近づけて。優しく。
「…そうだね。
お互いのことも。自分のことも。だけど、もしお互いが困っていたら自分のことより相手を大事にしてさ、命を惜しまないのは一緒でしょう?」
「…確かに、そうかも。
えへへ…mfくん、俺より良い答え出てる」
「ありがと。dnが言葉にしてくれなかったら気づけない部分も沢山あるよ」
「くふ、ありがとっ…ん、くすぐったっ…/」
隊商から購入した服を着てみた俺は、見慣れない格好だ。
mfくんはそれを解こうと手を動かしているけれど、どうしても擽ったい。
「んー…これ難し…どうやって結んだの」
「え…分かんない…蝶結びじゃないかなあ…」
「…ああ。
蝶結びの後に固結びしてるんだ。dn、意外と不器用?」
悪戯な顔で尋ねながら器用に紐を解いていく。
「そうだよ。
悪いっ…?昔から細かい作業苦手なんだよお…」
「ふふ、いや。意外だなあって。
そういうところも、可愛いよ」
「っ…mfくんのそういうとこ、狡い。」
「ええ〜?そんなことないってー」
くしゃっと顔を崩して笑う彼は太陽のよう。以前見たかっこよくて、氷のような。そんな君も素敵だったけれど。やっぱり、mfくんは笑顔が似合うなあ…。かっこいいところも、もちろん大好きだけれど。
「ふふ、やっぱ狡くない。可愛い」
「はあ〜?/ちょっ、やめろよ急にー」
「えへ、mfくんのにっこりも大好き」
「嬉しい…/
あ、解けた」
「おお…、凄」
「じゃ、始めようか?」
俺の髪を撫でながら彼が問う。肯定の意味を兼ね、唇を合わせた。
NEXT1000
後宮編もえっちかいてみようか迷ってるんですけど…みたい人います…?
コメント
17件
固結びです!!! 幼稚園児っぽそうだなーって思って結び方ミスらせちゃった笑 絶対心配性だよdnちゃん✨️ 一応書こうかな〜!なるほど…!文章主体のスキンシップ的な? 了解!
固結び、、ですか? 幼稚園児かよ、可愛すぎる”ッッッ”!! 蝶結びしても心配なんですね可愛いぃ”ぃぃ”!! 最近のmfくんの可愛いが詰まった感じすらもS感につなげてくれる だなんて、最高!ありがとう泣ヤるところまで書かないで曖昧に 終わるのがいい!私はどっちでもいいと思うよ!書きたかったら 書いたらどうかな?この後宮のお話の魅力は詳しくは書かないで 曖昧な表現で終わらせてるっていうのもあるしね。薬屋の未完成さを 出すなら他の恋愛小説や本作みたいになまめかしい表現だけで表すって 感じでお願いしたい、、!ちょーむずいと思うけども!なんか色々 言っちゃってるけど全然のあちゃんの好きなように決めたらいいと思う!

なんてきゅんきゅん回…。ありがとうございます🙏✨ mfくん照れてるの良い~!!!✨ みんな見たがってますね(笑)私も見たいです!!!やったー🥰