俺は、幸せな家庭に生まれた。優しい両親がいて、可愛い妹もいて。ご飯は3食毎回豪華で、お腹いっぱい食べて。欲しいものは、何でも買ってもらえて。高校生活も、上手くいって。バイトの先輩、後輩からも慕われて。笑顔溢れる人生をおくっている。 フリをする。
st「…行って来ます。」
今日も家族に無視された。家にいても面白くない。いつもの道を歩く 。
ir 「はいはい、黙ってろ~」
rn「おい!w」
あの2人はいいな、楽しそうで。何時も一緒にいる。横目で見てそのまま横断歩道を渡る。額の汗を拭いて自販機で水を買う。一口飲み、バッグにしまった。
ks「なつくん!おはよ~」
nt「ぉはよ。」
朝の教室ではそこら中から挨拶を交わす声がする。俺に声をかける人なんていないんだ。だからいつも、自分から
st「おはよ、みこちゃん。」
話し掛ける。そうすれば絶対に、
mk「すちくん!ぅおはよう…!」
って、返してくれる。君は優しい。だから人気者だ。誰にでも、俺にも明るく接してくれる。そんな君が好きだった。なのに、なんで
「すちくん、今日喋ってた奴、誰?」
なんで
「すちくん。すちくんは、俺の事、愛してくれるよね?」
なんで
なんで、変わっちゃったのかな。
コメント
2件
初コメ失礼します…! 話の入りからもう…好きです!!! ダークな雰囲気の黄緑最高です!! フォロー失礼します!