テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
なんで私はメイドだと好かれるのー!
私の名前はアルスタム・レイラ、17歳。金髪の髪に海が透き通ったような目。
私はつい最近前世の記憶がよみがえった。私はこの世界があの人気小説の
『メイドがなぜか王子に溺愛されます』だった。その時に私は思った、
「メイドと王子をくっつけさせよう」 と、決意した。
そういえば、私は王子の婚約者候補だった。それに、私は小説だと極悪非道の悪女だった。
その時ひらめいた。
「そうよ。王子の屋敷のメイドになればいいんだわ。早速お母様に知らせないと」
目を輝かせながらお母様の元へ向かった。お母様は客間にいるとメイドに言われた。
そして客間のドアを開けると美男で髪は紺色、私と同じ感じの目の色だがなんだか冷たそうな目の男がお母様としゃべっていた。
「お母様ーこの方は?」
「レイラ貴方は身の程をわきまえなさい!この方が貴方の婚約者なのよ!」
レイラはビックリして一瞬固まった。
まさかの王子!!確かに美男だけど王子だったとわ。とりあえずここで嫌われるのよ!
「まさかこの方がロムルス国の第2王子なのですか?すごくかっこ悪いですね」
ちょっと胸が痛むけどこれくらいしないと、嫌われるために!
お母様が怒りを沈めながら
「レイラこっちに来なさい!」
お説教かしら。待ってお説教だったら何時間聞いていなきゃ行けないんだろう。焦りながらお母様に着いて言った。
お母様と私が違う部屋に行くと…
「レイラ何を考えてるの?貴方のたった一人の婚約者なのよ」
「私は…」
「何か不満でもあるの?」
お母様がそう聞いた時私はこの時がチャンスだと思った。
「お母様!」
「何?」
「私あの王子の屋敷のメイドになりたいです!」
お母様は目をまん丸くしながら
「何言ってんの!」
「私はメイドとして婚約者を見てみたいんです!」
お母様は悩んだ末に
「良いわよ。ただし条件がある、貴方が成人したら婚約者と結婚する」
レイラは笑顔で
「ありがとうございます。あ、あと私からも。メイドの時は名前をサナにします」
お母様は笑顔で
「分かったわ頑張って行ってきなさい!」
私も笑顔で
「ありがとうございますお母様!」
「でわこのメイド服に着替えてらっしゃい」
お母様からメイド服を渡された後すぐに着替えて戻った。
お母様が笑顔で王子と話していた。
「来たわね。この子がさっき言っていた…」
私は笑顔で
「初めまして王子殿下。私はサナ・ファルドでございます。これからよろしくお願い致します」
王子が一瞬氷から溶けたような気がしたのは気のせいかしら。まあいいわ。これからあのメイドと王子をくっつけさせることを目標にして頑張るぞー!
王子は無口で出ていき私もそれに着いて言った。
王子は冷たく
「早く荷物をまとめてこい」
私は自慢げに
「もう荷物はまとめてあります」
王子はクスッと笑いながら
「ああそうか悪いな」
「いいえ」
私は顔が赤くなった。え、待ってなんで私に笑顔見せたの!?ヒロインだけじゃないの!まあいいわこれからは頑張っていかないと。
玄関前に馬車が止まっていた。
「この馬車に乗れ」
「王子との馬車なんて、そんな無礼な…」
「大丈夫だ」
王子はメイドの手を取り中へと乗り込む。
王子と2人でいるとなんだか緊張しちゃうわ。
でも、なんだか眠く…
レイラが寝ているところを見ていた王子はにっこり笑いながら
「寝ている姿も可愛いな」
それから王城に着くまで寝ていた。
レイラは目を開けた瞬間大きなお城に魅了されていた。
「ここが私の王城だ」
「わーすごくでっかい!」
小説だと分かんなかったけどこんなに大きいなんて1ヶ月でも足りないくらいだわ!
「さあこちらへ」
王子が私の手を取って中に入った。
『おかえりなさいませクリウス王子』
メイド達が並んでいた。
「今日から俺の専属メイドだからみんな仲良くして上げてくれ」
私の腕を掴みどこかに連れていく
「王子殿下ちょっと引っ張らないでください!」「あ、すまん」
ひょこっとクリウス王子の後ろから出てきて
「何をやっておられるんですか?クリウス王子。むやみに女の子の腕を引っ張っちゃだめですよ。これだから、女の子にモテないんですよー」
「貴方は誰ですか?」
「すいません。申し遅れました。私クリス王子の秘書兼執事をやらせてもらっています」
「こいつはライだ」割り込んでクリウス王子が言う。
「もう何やってるんですか私の見どころがなくなったじゃないですか。というか、もうそろそろクリウス王子は商談の時間ですよ」
「でもサナの案内が…」
「だめですよ。あの相談に遅れちゃ後の案内は私がやりますのでどうか王子は行ってください」
クリウス王子はムーンとなりながらも
「わかった。すぐに終わらせてくる」
クリウス王子は去った。
「クリウス王子ってあんなに明るかったけ?というか女の子に興味しんしんだし」
「クリウス様って元々あーゆう方なんじゃ無いんですか?」
「ええつい今日の朝まで…あっごめんなさいでは案内させて頂きます」
「ありがとうございます」
まさかいつもクリウス王子あんなに笑顔を見せてくれないの。