テラーノベル
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「ん…」
ゆっくりと目を開け体を起こす
意識がままならない頭で辺りを見回すと自分の部屋だった
そして徐々に頭が冴えてきて昨日の記憶が蘇ってきた
「……最悪、」
人前であんな醜態晒すことは絶対にしたくないことだった
あんなことをしてしまうのは己の心が弱い証だから
「な〜んてこと考えてる?」
「……………うわぁぁぁぁぁ!?!?!?」
誰もいないと思っていた部屋のなかに後ろからにゅっと顔が出てきてしかも心の中を読まれたような発言されたら誰だって後ろに転げ落ちるだろう
「大丈夫かい?」
「大丈夫に見える!?いきなり後ろから声かけるなよ!?ビビるわ!!」
「それは悪いことしちゃったね」
言葉だけで言うと反省しているようにも見えるが顔は全くそんな風じゃない ムカつく
けどそれ以上に言わないといけないことがある
「なぁ、昨日、迷惑かけた…悪ぃ、」
すると校長はくるりとこっちを向きふっと表情を緩めた
「君が謝る必要は全くないよ 迷惑かけられてないからね 君は1人で少し抱えすぎだ だから少しその重荷を置いておいてもいい 焦る必要はないよ」
「けど…」
「今すぐにとは言ってないよ 焦ることがいけないと言っているだけ とりあえず僕は何時でも空いてるから何かあってもなくても雑談相手にでもなるから遠慮なく来たらいい」
「おう、頼らせて貰う」
「うん それでいい」
そんな出来事があったのが1週間前
今俺は練馬に来ていた
この時期はここで何かと毎回動きがあるから欠けることのないシナリオだ
前回は桃巌深夜を説得したし大きな出来事なく終わらせることができた
前回は既に生徒だったから色々動きにくくて大変だった
けど今回はフリーの身だからより効率的に平和解決に向かわせることができる
何が起きるか分からないが臨機応変に頑張ろう
と思っていた 何日か前の俺へ
流石にこの展開は聞いてないだろ
だって今、俺は鬼機関練馬区偵察部隊内アジト内でムダ先とデスゲームをしてるんだから
コメント
1件
うわ、これ第10話でいきなりデスゲームかよ! 前回の終わり方からちゃんと動き出してるし、校長との会話も良かったな。焦るなって言われて「頼らせてもらう」って言える主人公、成長してる。で、そのあと無事に練馬着いたかと思ったらまさかのムダ先と鬼ごっこ。笑うしかない。設定の緩急がうまいな、ALMAさん。