カプなし短編集に載せている、《夜空の川に願いを込めて》の没シーンです。短い。
シーンを切り取っているので山もオチもないです。元々どこに入る予定だったのか想像して見てください。
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暇だしレギオン見に行ってみようかな、と頭の片隅で思いつき、後輩に手を振った後自分のバイクを取り出した。
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数分バイクを走らせ、見慣れたレギオンへ足を運ぶ。いつも白黒関係なく人々が屯しているそこには、本署にあったものと同じような笹が立っていた。
バイクから降りて近づいていけば、見慣れたスーツの面々が声をかけてきた。
「らだおく〜ん、おはよ〜ウチに来る気になった?」
「勧誘までが早すぎますってウェッさん…w行きませんよぉ〜」
赤いスーツで満面の笑顔を浮かべる金髪の男__餡ブレラのボス、アルフォート・ウェスカー。その後ろには同じく餡ブレラの構成員、アーモンド・サラザール別名ハンクや、元警察のハクナツメなど勢揃いであった。
「おやらだおさん、貴方もこれを見に?」
遅れて声をかけてきた黒スーツが目印のMOZUのボス、ヴァン・ダーマー。
「ヴァンさぁ〜ん、ここにもあるって聞いたんで気になって」
「此処にも?他にもあるんですか?」
「警察署と、あと病院前にもあるみたいっすね。そっちは見てないっすけど」
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[犯罪者全員ブッ殺ス! ねこ]
[我がロスサントスを支配する! ニックスリア]
[花摘み撲滅 なずぴ]
…なんか血気盛んなやつ多くない?
[しょちょうがカネくれますように いぬるり]
[彼女出来ますように 花沢まるん]
誰1人として他人の幸せ願ってねぇの笑うわ。
[みんなが元気に過ごせますように 伊藤ぺいん]