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〔 ◨◨ side 〕
花奈 「 五条？！ 」
私の背後に妙な威圧を出しながら立っている。
私と海は、ビックリして、背後にバッと振り返る。
五条 「 こんな所で何してんの？ 」
花奈 「 スーパー行く途中に、海にあったから、世間話してた 」
五条 「 かい？？ 」
私がそう言うと、隣のブランコに座っている海に視線を向けた。
海は少し強ばった表情をして、五条と睨み合っていた。
五条 「 誰？？ 」
海 「 花奈と幼馴染の赤坂海と言います。 」
五条 「 ふぅん、 」
何だこの2人、睨み合って。
睨めっこでもしてんのか？？
五条 「 まぁいいけど、 」
と、私の頭上に顎を乗っけて、お構い無しに話してきた。
頭に顎、ぶっ刺さってんだけどぉ？？
五条 「 今、車で来てるんだけど、乗ってく？？ 」
花奈 「 あぁ、海と途中まで帰りたいし、いいや
先帰ってて 」
五条 「 ……………….。 」
海 「 ………….？？ 」
だから、睨みっこすんなよ。
恋か、←
五条 「 わかった。じゃぁね 」
花奈 「 またな〜 」
〔 海side 〕
五条悟っていう人、めっちゃ背デカイな。
ていうか、
海 「 大人なの？！ 」
花奈 「 うわ、ビックリしたぁ 」
ビックリしたぁ、じゃないよ。
俺のほうがビックリしたわ、←
海 「 五条さんって大人だったの？！
俺、てっきり3、4歳ぐらいの違いかと、 」
花奈 「 海って、つくづく私と似てるよね。 」
似てないだろ、お前女だろ？？←
海 「 …….大人はダメだ。 」
花奈 「 …….はい？ 」
海 「 だから、大人はダメだ。 」
恋愛経験ゼロ。彼氏いない歴＝年齢の花奈が、大人の男性1人目とかダメ。
ダメすぎる、危なすぎる！！
しかも、目隠し。絶対変質者かなんかだよ、あの人。
それに、あの人が花奈を幸せに出来るとは思えない。
絶対捨てるに決まってる、
もう、花奈の泣いている姿は見たくない。
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