先生「えー、皆さん体育祭が終わりましたがまだまだイベントはあります。皆さんもご存知の通り来月に文化祭がありますので、今からクラスの出し物を決めたいと思います」
瑠璃「え?早くない?2話ぐらい空いてすぐってはy」
先生「瑠璃ーメタいからやめなさーい」
「なんの出し物がいいかな!?」
「お化け屋敷とか!」
「えー!パンケーキ屋さんとかは!?」
などなど、色々と出し物の案を出していく中、1人の生徒が大声で──
「やっぱメイド喫茶だろ!!!」
と言った。
「えー!?嫌よー!」
「なにそれ!めっちゃいいじゃん!!」
「男子はどーすんのよ!!」
「メイドと執事にしましょーよ!!」
瑠璃「めんどくさ…」(ボソッ
赤葦「天宮はあんまり乗り気じゃないね笑」
瑠璃「メイド服着るの嫌だよ!?そーゆー赤葦は嫌そうじゃないけど?」
赤葦「だって天宮のメイド服見れるとか超ラッキーだもん」
瑠璃「はぁ?…はぁ私は絶ッ対嫌だね!」
赤葦「勿体ないよ…天宮がメイド服着たら絶対似合うし可愛すぎるよ絶対、あ、でも他の奴には見られて欲しくないな」
瑠璃「…私だって…赤葦の執事姿誰にも見せて欲しくないけどね……」
赤葦「え…?」
瑠璃「……ッ!?/////い、今のはね!?あれだよ!!/////ほら!女子達が騒いじゃうし!!/////」
赤葦「…ふ笑じゃあそーゆう事にしといてあげる笑」ニコ
瑠璃「ほ、ほんとだもん!!!/////」
委員会「それじゃー!多数決で決めたいと思いまーす!お化け屋敷がいい人ー!」
「はーい!」×4
委員会「パンケーキ屋さんがいい人〜!」
「はーい!!」×6
委員会「次は──メイド・執事喫茶がいい人〜!」
「はーい!!」×10
委員会「──よし、多数決で決めた結果、メイド・執事喫茶に決まりました!」
「やったー!!」
「えー!嘘!!」
「女子達のメイド服楽しみー!!」
瑠璃「最悪だ……」
赤葦「良かったね天宮」
瑠璃「良くないよ!最悪だよ!それ自分への言葉でしょ?!」
赤葦「バレた?笑」
瑠璃「はぁぁ…嫌だなぁ」
そして、文化祭に向けての準備が始まった
それぞれどこを準備するか何を準備するかを決めた。私は買い出し。
赤葦は看板のペンキ塗りだそうだ
それに男子は高い所を出来るだけやる事となった。
2週間後──
女子「瑠璃ちゃん!サイズ測ってもいい?」ニコ
瑠璃「サイズ?」
女子「服を作るのにはサイズを測ってからじゃないと作れないから!」ニコ
瑠璃「あー、なるほど、分かった良いよ」ニコ
女子「じゃー!失礼します!」
肩幅、胸、腰の周り、など測ってくれた。
女子「瑠璃ちゃんスタイルいいんだね〜!羨ましい!」
瑠璃「そうかな?でもありがとう笑」ニコ
女子「瑠璃ちゃん笑うとそんな顔するんだね!かわい!」ニコ
瑠璃「え?//あ、ありがと//」
女子「えへへ笑じゃあ私次の人の計らなきゃだから行くね!」
瑠璃「あ、うん、頑張って!」
女子「ありがと!!」
「瑠璃〜!買い出しお願いしていい?」
瑠璃「うん、いいよ、丁度足りない物買いに行く所だったから」
男子「あ!俺も行くよ!」
瑠璃「あ、ありがと」
「まじありがとー!じゃあこれお願いね!」
買い物メモを貰い、私達二人は買物に行った。
瑠璃「えっと、これは…ここら辺か」
男子「じゃあ俺こっちの方買ってくるわ!」
瑠璃「わかった、終わったらここで集合で」
男子「りょーかい!」
──15分後
瑠璃「お待たせ…!待った?」
男子「全然大丈夫!むしろ今着いたところ笑」
瑠璃「良かった…じゃあ戻ろうか」
男子「おう!」
会話をしながら歩いていると、学校が見えてきて、校門を通り過ぎた時──
男子「──なぁ瑠璃!」
瑠璃「ん?なに?」
男子「お前さ…//その〜…//文化祭一緒に周る奴とか居るのか?//」
瑠璃「え?いや、別に」
男子「まじ!?じゃあ俺と一緒に周らね?//」
瑠璃「え…?…えっと…💦」
「ごめんだけど天宮は俺と一緒に周るから」
瑠璃「わッ!?」
後ろから腕を引っ張られ、引き寄せられ誰かの体に当たったと思い、顔を上げると声で分かっていたけど、やっぱり赤葦だった。
赤葦「だから他を当たってね」
男子「え…でも瑠璃はさっき一緒に周る奴居ないって──」
赤葦「今決まったから」
瑠璃「ちょっと!!いきなり何言って──んぐ!?」
話してる途中だったのに赤葦の大きな手が私の口を塞いだ。
男子「そーかよ!!はぁぁ…せっかくチャンスかと思ったんだけど…お前ら付き合ってんだろ?だから諦めるわ…はぁ、んじゃ俺は先に戻るわ」
瑠璃「…!?」
赤葦「…!」
といって教室に戻ってった。
その背中をただただ見てるだけだったが、はっとして赤葦の手を退けた
瑠璃「プハッ!!…ッいきなり口を伏せがないで?!それに!あの子何か勘違いしてた!今すぐにでも誤解を解かないと──!!」
赤葦「待って!」((瑠璃の手首を掴む
瑠璃「…?!ちょ、ちょっと…」
赤葦「別にいいんじゃないかな?勘違いされたって」
瑠璃「…ッ…はぁ分かったよ…後であの子の誤解を解かしておかなきゃ……それで、赤葦はなんでここに?」
赤葦「丁度窓を見てたら天宮達が帰ってきたのが見えたから、迎えに来た」
瑠璃「…そ…んじゃ、教室戻るよ、早く皆の手伝いしなきゃ」
赤葦「荷物持つよ」
瑠璃「いいよ、自分で持てる」
赤葦「ダメ、転んだりしたら危ないから」
瑠璃「……分かったよ…じゃあこれ持って」
赤葦「うん」ニコ
瑠璃「…ありがと/////」
赤葦「…!…どういたしまして笑」
瑠璃「…/////」
赤葦が迎えに来たって言った時なんだか、すごく嬉しかった、赤葦が迎えに来てくれたことがすごく…すごく嬉しかった。
胸がドキドキしてる、顔も熱い。
まだ気付きたく無かったのに……認めたくないな…
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝
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