🪼主 「乾燥のせいでバカ喉痛いのでのど飴常備。」
***
少し前の📢🍍
📢視点
📢🎼 「…なつ、」
🍍🎼 「ギュー(強抱(ポロポロ」
あの後、なつは怯えて俺を離さない
📢🎼 「目の前で揉めたのはごめん…」
🍍🎼 「……」
📢🎼 「…止めてくれてありがとな、」
🍍🎼 「フルフル」
謝罪をそっと添え、少しでも安心させたい
そんな気持ちから、故意というわけではないが、質問を一つ、問いかける
📢🎼 「…なつは俺のこと好き?」
YESかNOで答えられる簡単な質問
俺はそんな質問が少し好きだった
🍍🎼 「…うん、大好き」
🍍🎼 「…でも、いるまはらんに暴力しない…」
普段ならそう、でも、不可抗力だ
相手が自分の思い通りに動かないと、人は誰でもある意味驚くだろう
それだ。
俺は残り4人ででも、また幸せになろうとしていた
だから言った
📢🎼 「…でも、あれはしょうがないじゃん」
…そう言った
🍍🎼 「…(ギュー」
それでもなつは俺を離さない
📢🎼 「…なんか、やっぱり俺、誰かとぶつかる事多いな…(苦笑」
笑顔を絶やすと、この部屋の空気がどうなるか分からない。
だから、少しでも必死に取り繕ったところで
ドアが勢いよく開いた
バンッ(ドア開
📢🍍🎼 「「ビクッ」」
そこに立っていたのは、ドアノブを強く握りしめていた、1人と、そばに立っていたもう1人
📢🎼 「…ぇ、…らん…と、」
🍍🎼 「…すち!」
その2人だった
🌸🎼 「…部屋凸、しにきた」
🌸🎼 「話したいことある、さっきの続き」
この際意見ははっきり伝えた方がいい
そうでなければ延長線突入だ
だから、なつがいるのにも関わらず、再び声を荒げた
📢🎼 「…だから俺ッ」
🌸🎼 「…いるま、みんなの事幸せにしてくれるんじゃなかったの…?」
遮るようにらんが言う
📢🎼 「ッ、でも、…」
📢🎼 「俺が苦しかったらそんなの望まないって、」
どこか遠く感じる過去の記憶
記憶とは都合のいいものだ…
今それを実感している
でも、そんな思考回路の中、らんの返答は一瞬で返っ てきた
🌸🎼 「…今は、みんな苦しいよ」
📢🎼 「でも、お前いなくなって1番苦しくなるのは誰だよ…ッ」
🌸🎼 「………」
📢🎼 「…大体、そういうの簡単に受け入れるすちの気持ちもまぁまぁ分かるよ」
📢🎼 「…1番大事なもの失った側だもんな」
2人とも、大事な恋人を失った
それで逝けるくらいには、なくてはならない存在なのは俺にだって分かる
俺にだってそういう人くらいいる。
📢🎼 「でも俺も、1番だけが残っていればいいとか、そういうのじゃなくて、(ギュッ」
そう言って、なつを抱き返す
🍍🎼 「……」
📢🎼 「…大事なものもちゃんとそばに置いておきたいし、万が一、追うとか出来ないし…」
らんも俺も顔を顰めた。
10秒くらい間が空いた。
その沈黙を破ったのはすちだった
🍵🎼 「…いるまくん、俺、いるまくんがみこちゃんのこと、ちょっと前に突き飛ばしちゃったの忘れてないからね」
…本当に記憶は都合がいい。
こんなの、記憶を人質に取られているようなもの。
📢🎼 「…それはごめんだけど…」
🍵🎼 「俺も追いたい側の人間だよ」
🍵🎼 「あんな偉大な人二度と会えないもん」
………俺には、その気持ちが分かってあげられない。
だから、また沈黙が流れた
🍵🎼 「……」
📢🎼 「…」
そして沈黙を破るのはまたすちだった、
🍵🎼 「…でも、俺みこちゃんのために、死ぬまで笑ってたい」
🍵🎼 「笑顔でいるって誓ったの。」
📢🎼 「……」
俺がまた沈黙を貫こうとした瞬間、今度はらんが口を開いた
🌸🎼 「…いるま、」
🌸🎼 「…俺、いるまの事大事だよ」
🌸🎼 「…ほんと、世界中探しても1人しかいないし。」
🌸🎼 「…一緒にいて楽しかったし。」
🌸🎼 「…ちゃんと好きだったよ。家族として」
🌸🎼 「…だから、……ね、」
家族という言葉に動揺しつつ、らんの顔に目線を移すと、らんの潤んだ瞳を見つける
📢🎼 「……らん、…?」
🌸🎼 「…(ポロポロ」
🌸🎼 「俺…みんなに、やりたい事は全部やって欲しい。(ポロポロ」
🌸🎼 「後悔しないで欲しいな、(ポロポロ」
少し息苦しそうな声で、そう言った。
🌸🎼 「最後に4人でどっか行こうよ」
🌸🎼 「思い出作りというか、」
🌸🎼 「…だから、……」
🌸🎼 「こさめに会いに行っていい?(ポロポロ」
📢🎼 「……」
🍍🎼 「…いるま…」
…わかってる
今1番苦しいのは、1番を失った側の人間
俺が口出しする権利なんて本当はないんだろうけど…
🌸🎼 「…俺、幸せになっていい?(ポロポロ」
🌸🎼 「俺、こさめいないと本当に辛い…」
📢🎼 「…(ポロポロ」
🍵🎼 「…2人は最後にどこ行きたい?」
🍵🎼 「4人で出かけられるのも最後だからさ、」
📢🎼 「……ッ(啜泣」
🍍🎼 「…いるま…?」
🍍🎼 「…大丈夫?」
📢🎼 「…うん、大丈夫…」
…俺は人の気持ちの理解が遅い最低な人間だ。
それでも、今までなかった家族という存在に認めてくれた。
俺は、そんならんを一生苦しめる形でいいのか。
それで私欲を満たす俺は正当か。
…俺は…
📢🎼 「…決めとく…」
🌸🎼 「…へ?」
📢🎼 「決めとくから…場所とか、」
📢🎼 「色々考えて絞るから、…ちょっと待ってて…」
…これが俺の決断
形的には折れたと言ってもいい。
人生過ごしていれば、道が少し別れることくらいある。
だから、これが俺たちの別れる方向だ。
🌸🎼 「ッ!ありがともぅどこでも行こ!」
そんな風にはしゃぐらんは、コレから死ぬ人とは到底思えなかった
コメント
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桃くんがどっか行った先で気が変わる可能性に賭ける いや、無理に生きろとは言わないけど……なんか……ね(?) これ、赫くんタヒんだら残りも自56で全滅じゃね……???