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#1「いじめ」
※この作品は暴言・暴力的な用語が
含まれます。 苦手な方はご注意下さい。
私の名前はロミア。
私は学校に通っているのだけれど
よく悪口を言われたり
暴力を振るわれたりする
私には友達がいない。
だから…相談できないの。
ー学校
「おはようございま…」
バシャン!!!
「あ…。」
上から水の入ったバケツが私の上から被さる。
水がポタポタと落ちる。
それを見て笑っている女子たち。
それを見て心配そうな顔をしているけど
何もしない人もいる。
人間ってみなそう。
自分勝手なやつしかいないの。
「あれ?なんでそんな濡れてるのよ?(笑)」
「雨でも降ってきた?(笑)」
「不幸な魔女ねw」
こんなのいつもの事。
早く掃除して片付けなきゃ。
「……」
「どこいくのよ?」
「…雑巾取りに行く。」
「ふーん」
こんな事してよく飽きないな…この人ら。
それを放置している私も馬鹿馬鹿しいけど。
さて…自分の席は…
「……」
やっぱり…そうだよね。
机には「死ね」「消えろ」などの言葉が
書かれていた
これも…いつもの事。
掃除が大変だからやめてほしいんだけど…
ー授業
「はい、じゃあ
ここの問題解けるやついるか?」
「センセー、
ロミアちゃんが解けるらしいデース」
「…えっ…、なんで…」
「ん?じゃあロミア、答えてみろ」
「……」
「大丈夫か?」
「あ、えっと…」
「まぁ大丈夫だ、他のやつ に
解いてもらうから聞いとけよ?」
「…はい…」
なんで…言えないかな。
私は陰キャだし…コミュ障。
先生にもまともに話せれない…
底辺なんだよ…
友達がいてもどうせ嫌わられる。
友達がいたら
もっといじめられるかもしれない。
どうしたら…いいんだろ。
ー休み時間 廊下
この時間はいつも屋上でいじめられる。
でも今日は違った。
いつもいじめてくるやつらは
委員会の仕事があるらしい。
いじめはするけど仕事はこなすのか…
変なやつら。
私は教室じゃまともになにもできないから
図書室へ言って読書でもしよう、
そう考えていた。
図書室は静かだから好きなんだよね。
バンッ
「わっ…!」
「…っ!」
え…?
だ、誰かとぶつかっちゃった?
また…いじめ集団かな…?
「ご、ごめんなさ…」
「ごめん!大丈夫?怪我ない?」
「…えっ?」
男の…人?
てか聞いたことない声だな…。
「え、えっと…」
「はい、この本好きなの?」
「ま、まぁ…」
私なんかにこんなハキハキと
話しかけてくれるなんて珍しいな…..
てかこの人カッコイイ…。
こんなイケメンな人この学校にいたんだ
「シルクー?
何してんだ、早く行くぞー?」
「ごめんごめんw
じゃ、またどこかで!俺は失礼しますね」
「は、はい…!」
「シルク」さんっていうんだ…
こんな私にも優しくしてくれた…
仲良く…なりたい。
友達に…なりたい。
また会える…?
「シルク、さん…」