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⚠女モブがしゃしゃり出てきます






「宮君、よかったら連絡先交換せーへん?」


放課後。日直で一緒になったクラスメイトに連絡先を聞かれた。

直接話したことはなかったが、前から少し気になってはいた。

顔は最近ハマっている女優似。おまけに胸はでかい。

上目遣いをされてしまえば、簡単に了承してしまった。

いや、これは不可抗力や。


「宮君ありがとう。また話しかけえもええ?」


今度は首をコテンと倒して見つめてくる。あざとい。

この女は俺のことが好きなのだろう。

名前すら知らないのに、この女ならええかもな、と一瞬考えてしまった。

昨日の治との会話を思い出したのだ。治には今大好きな人が居て、猛アピール中らしい。お泊まりもしたとか。

俺は今まで異性とお泊まりどころか、彼女すら作ったことがない。

だから、そんな治に少し憧れてしまったのだ。


「おん。ええよ」

「やったぁ。じゃあ、明日の昼一緒に食べよ。宮君の分の弁当も作ったろか?」


この子の弁当美味そうなんよな。って治が言っていたのを思い出す。


「お言葉に甘えて、お願いしよか」

「美味しいの作ってくるから、楽しみにしててね宮君」


上機嫌なその子は、短いスカートをフリフリ揺らしながら教室を出ていく。


「楽しみやなぁ」


ふふっと笑みがこぼれてしまった。


「なにが楽しみなん?」

「うわっっ!!ちょ、治!びっくりするやろが! 」


帰るために荷物をまとめていたら、気づかずうちに背後に治が居たのだ。

どうやら俺の独り言を聞いていたらしい。


「で、なにが楽しみなん?」

「あぁ、前弁当美味しそーって言っとった子おるやろ?その子に明日弁当作ってもらうことになったんや」

「それがそんなに楽しみなん?」

「やって、初めて女子に弁当作ってもらうんやもん」


それもタイプな女子から。


「…帰るで」

「お、おん」


(ちょぉ待って、なんでこんな不機嫌なん..?)


治の表情は氷のように冷たくて、握られている腕もジクジクと痛い。足早に廊下を歩く治の後について行く。


「お、治?」

「…」


完全にキレさせれしまったようだ。原因は、多分俺。

女子に弁当作ってもらうことが気に入らないんかな。前から思っとったけど、治は独占欲強いもんな。


「治ー、今からでも弁当断るけど?」

「…」

「あの子にL○NEするから手離してやー」


その時、治の握る手に力がぎゅっと込められた気がした。


「あの子と、○INE繋いどん?」

「え、あ、おん」

「あかん、消して」


手に持っていたスマホをひょいっと取る。


「待ってや治。断ってからにしよや」

「そんなの要らんわ。」


馴れた手つきで操作していく。まあ、あの子には申し訳ないが、これで治の機嫌が直るならええか。





─翌日─



約束した昼休みになっても、あの子が現れることはなかった。急にブロックしたから怒っとんのかな。


「侑」

「治!どしたん? 」

「弁当持ってきてたの忘れてて購買でパン買っちゃったんや。良かったら食べへん?」

「あー、じゃあ貰うわ」


(今から購買行くのもめんどいし)


「治の弁当美味いから好きなんよな!」

「ほんま?嬉しいわ 」


昨日とはうって変わって上機嫌な治。正直まだ機嫌が直っていないんじゃないかと心配していた。


「あの子は?」

「まだ来てないんよな。怒っとんのかな?」

「まあええやん。急いで食べんと、5限始まるで」


時計を確認すると、あと10分で授業が始まる時間だった。

周りの生徒は準備を始めていた。

ずっとあの子を待っているんじゃなかった。


「治、そろそろ教室戻らんと、センセーに怒られるんやない?」

「大丈夫や。次現国やから」

「あぁ、あのおじいちゃん先生なら許してくれるか」


結局治は授業開始時間ギリギリまで教室にいて、こっちの担任に説教されていた。





────





放課後になり、帰る支度をしていると、あの子が声をかけてきた。


「宮君!弁当どうやった?昼は一緒に食べれんくて残念やったけどな〜」

「え、弁当?貰ってへんけど」

「え?」


頭の上にはてなマークが浮かぶ。それは相手も同じだろう。


「いや、そもそも今日会ってへんやん」

「治君が代わりに受け取ってくれたんよ」

「え、治?」

「代わりに渡すって言ってくれてん。侑は昼用事があるからって」


治はそんなこと一言も言っていなかった。もしかして、昼食ったあの弁当があの子の?いや、でもあれは治の飯の味がした。


「治君、弁当渡してくれなかったんや」


その子は少し拗ねていた。


「前弁当美味そうって言っとったから、食ったのかもしれへんな。治食いしん坊やから」


なんとか言い訳を絞り出す。少しは女の機嫌も良くなったようだ。


この子が話したことが本当なら、治が弁当を俺に渡さずにどこかにやったことになる。

なんで?何のために?

わからへん…




─治視点─




昼休み。いつもどうり侑の教室へ向かうとき、あの女の子が目に入った。

お弁当を手に持ってキョロキョロしている。侑を探しているのだ。


「なぁ」

「治君?」

「その弁当侑の?」

「そうやで。でも、教室にいなかったんや。どこにおるか分かる?」

「用事ある言うとったわ。戻ってきたら俺が渡しとくで」

「ええの?じゃあお願いしよかな」

「おん、まかせてや」


ほんまアホやな。あの女も、侑も。

俺がこの弁当にを侑に渡すわけないのに。

となると、この弁当のやり場に困る。


「治ー、今から一緒に購買行かん?お、なんやそれ、もしかして女子から作ってもらったん!」


購買はさっき行ったし、めんどいからこいつに渡してええか。


「これあげるわ」

「え!まじ!?さんきゅー!」


そいつは嬉しそうに教室に入っていく。


ふと後ろを振り返ると、侑が2-2教室に入ろうとしているところが見えた。


「侑!」


名を呼ぶと、侑の髪が風でふんわりとなびく。そして、いつもどうりの眩しい笑顔で、名を呼び返してくれた。


間違えて購買でパンを買ってしまった、というのは、ただの口実。元から侑には俺が作った弁当を食べてもらう予定だったのだ。


もぐもぐと口いっぱいに頬張って食べる侑。

あ”ぁ〜、ほんま可愛ええ。

俺の愛のこもった弁当を、たーんと味わってな♡






─────







めっちゃサボってました🙄

ちょーっと続きが思い浮かばなくて…

次はできるだけ早く出します‼️








俺に惚れるまであと_日

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