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『 事実 』
今日も 、いつものように会社へいき 、 自分の椅子へ座った時 、
同僚の佐久間大介が 話しかけてきました
「 そろそろ1ヶ月だね 」
ちょっと 意味がわからなかったので 、 軽く そうなんだで 終わらそうとすると 、
今度は 同じく同僚の 岩本照が 連れてきたいところがあると 言いました
でも 仕事は休みたくなかったので 拒否すると 彼の筋肉によって 強制的に 連れていかれました
車で 連れてかれてる最中 、 色んなことを 聞かれました
翔太と どのくらい仲がいいのか 、 翔太と 思い出の場所はどこか 、 これから先 、 翔太と 何をしていきたいのか
全部 翔太関連でしたが 、 素直に全部 答えました
そして 連れてかれた場所は 、 この間 来た墓場でした
そこには この間の謎の男、村上さんと 、 花屋の店長の阿部さんが いました
そして 村上さんはこう言いました
「 渡辺さんの親に承諾を得て、明日ここに渡辺さんの墓がたつ予定です 」
なんで 、 彼の墓が ここにたつのか 、 意味がわかりませんでした
それに続いて 阿部さんも 言いました
「 百合の花言葉、純潔・威厳・無垢。清らかに、いかめしく、清浄。彼の死を受け入れない貴方にはぴったりなので、差し上げます 」
そう言って 、 美しい 百合の花を くれました
言ってる意味 、 あげた意味 、 なにもかもが わかりませんでした
本当に … 今日は おかしな日です
この後は 2人も諦めたようで 同僚と3人で 会社に戻っていると思えば 、 次は この間 小さな結婚式を行った あの式場でした
前にもお世話になった 深澤さんは 、 同僚2人と なにか 話していました
その間に 、 式場のスタッフ 、 俺の 同級生の 向井が 俺に 話しかけてきました
優しい声で 、 まるで 慰めるように 、 最初は昔話から 、 そして段々 今の話 、 翔太の話になり …
「 翔太は、今どこにいると思う? 」
そう、 言われました 。
そういえば今日は 珍しく翔太を みていなかったし 、 意識もしていなかった事に 気付きました
周りを見渡し 、 翔太を 探そうとするも すぐに向井に 止められ 、 抱きしめられました
そこで 、 はじめて俺は 翔太が居ないことに気付きました
でも 、 どこかで必ず 会えると信じて
また 、 話せると信じて
そう信じて 、 向井の胸の中で 泣き崩れました