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『 ハッピーハロウィン 』













今日は ハロウィン 。









夜の街では 仮装してギャーギャー 騒いでますが









こっちは 翔太と 大人しく ご飯を食べます










今日は お化けの形をしたカレーライスと 、かぼちゃスープを 作りました











お化けは ちょっと怖いかもしれませんが 、 味は 絶対に美味しいので 彼も喜んでくれると思います










彼を 家にあげて 、 少し 高級なシャンパンも 用意して 、 2人で 乾杯しました










まあ 飲まないのも 、 食べないのも わかった上で 作りましたが 、 やはり 少し悲しい気持ちになりました












その後も なんやかんや 楽しく食事していると









家のチャイムが 鳴りました










さあ 、 ここからが 本番 。











今日の パーティーの目玉は 、 こちらの 可愛い 黒猫の 仮装










彼に その事を 話すと 、 想像通り 驚いて 恥ずかしそうにしてました













でも 嫌がっている様子もないので 、 俺は そのままコスプレを 着させることにしました









着替え終わり 、 寝室から出てきた 彼の姿は 、 可愛く 、 とても 美しい姿でした













試しに 猫の真似してほしい と頼むと 、 恥ずかしそうに にゃあ 、 と鳴いてくれました














自分も 猫を扱うように 顎を撫で 、 抱きしめてあげました











彼も 自分を抱きしめ 、 気付いたら ソファに 2人 寝転び抱きしめあっていました













そして彼は ボソッと こう言いました 、











「 俺が助けた黒猫になった気分だ 」









と 。







翔太も 人助けするんだ 、 偉いな 、 と 思いつつ 頭を撫で 、 頷いてあげました












そしてまた1つ俺に向けていいました











「 ねえ、俺と過ごす妄想して楽しい? 」












固まりました 。



まるで 、 夢から冷めるような 、 辛い辛い現実が 、 突き刺さるような …










「 翔太は生きてる。目の前にいる。近くで触れられてる 」









そう何度も 言い聞かせましたが 彼は 、










「 黒猫を助けようとしてしんだ。明日には墓も用意される。成仏できる。 」











そう言って 、 自分の意見は 通用しませんでした














もう 、 彼は 生きているという錯覚は みることができない













彼が生きていた世界になることは できない

















じゃあ 、 最後は 愛を伝えようと










「 今までありがとう、翔太 」














涙ぐみながら感謝を伝え 、 キスをしました

涼 し く 翔 け る 君 へ

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