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れいなのことが好きだった。

友達としてじゃないよ?いや、そうかもしれないけど。

恋的に好き。愛的に好き。性的に好き。友達としても、ちょっと好き。

なんで「わたしも好き」って言ってくれなかったの。

友達としてでもよかったのに。好きって言って。

なんでその後裕貴と付き合ったの?わけ、わからない。

なにかがプツリと切れた。

発作でたおれたかれんをカッターで切った。わたしが。

だってかれんがれいなと仲いいんだもん。

わたし、見ちゃったの。休日ショッピングモールいるトコ。

だからかれんの薬を隠しただけ。そしたらたおれちゃった。

でね。裕貴にこう言ったの。

「かれんがケガしちゃって血まみれなの。浅いんだけどね、ドバッと出ちゃって。

 起きるまで近くにいてあげて?起きたら保健室につれてってね。」

正義感の強い裕貴がかんたんに離れるわけなかった。

寒いでしょと裕貴にわたしたジャージに血まみれのカッターをちゃんといれておいた。

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