今俺は幸福に満ちている。
「温室も良いな。」
「ね!」
俺は昼に初めてサンドイッチを作った。ラーネスと約束したからだ。正直に言ってシェフに作ってもらった方が美味しい。
「温室ってさぁ、花も綺麗で暖かくて。良いよね~。誰が育ててるんだろ。」
「本当だな。これだけ広いと大変だろうな。」
本当に大変だろう。学園の遼男女合わせたくらいの広さがある。(300×2くらい)その中にベンチとかがある。
「あそこに誰かいるぞ。」
「え?あ!!」
もしかしたら水やりをしてるのかも知れない。だとすると気になるな。
「行ってみるか?」
「あの!何してるんですか?…」
「え?ヒロ……!いえ何でもありません。リラーナ・テインプスです。」
「初めてまして。」
ラーネス、知らないのか?あいつなら女子の事知ってる気がするんだが。なんだ?二人とも、特にテインプスさんが百面相している。何でだ??
「おい。もう時間だ。そろそろ行かないと間に合わなくなるぞ。」
「本当だ!リグナー急ご!」
「リラーナさんがやってたんだね。」
「一人だけじゃないかも知れないぞ。」
あの量を一人でやるには昼だけじゃさすがに無理だからな。
「あ~。確かにね。まぁそろそろ遼に戻るから!」
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