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「今日は温室で食べる日だよ。」
「ああ。分かってる。楽しみだな。」
今日は温室でリグナーとお弁当を食べる日。前から考えていたけどリグナーがなかなかお弁当を作れなかったからとっても嬉しい。私は今までに食べた事があるけど一人だったから寂しかったんだよね。
「あ~。あ!あそこにベンチがある。あそこで食べよ。」
え?!リグナーのお弁当の量少なっ。お弁当作りに慣れて無いから…。分けてあげたいけど私のもあげたら少なくなっちゃう…。サンドイッチおいし。
「温室も良いな。」
フフフ。頬張っちゃって。かわいいなぁ。婚約者だけど。
「ね!」
あ~ポカポカで寝ちゃいそう。
「温室ってさぁ、花も綺麗で暖かくて。良いよね~。誰が育ててるんだろ。」
「本当だな。これだけ広いと大変だろうな。」
ほんと綺麗に咲いてるよね。女の子かな?園芸が好きとか、乙女ゲームだしそういうイメージあるけど。
「あそこに誰かいるぞ。」
「え?あ!!」
あれ?なんだかあの子みたいな…。花に水やりをしてる……。
「行ってみるか?」
「あの。何してるんですか?」
「え?ヒロ……!いえ何でもありません。リラーナ・テインプスです。」
ああ。やっぱり、動揺して苦笑い。しかもヒロインと呼びそうになっていたから…………リラーナがヒロイン!!名前でもう確定してるし、黒髪に紫色の目。どこも当てはまってる。……これから本編に……。ていうか何してるか聞いたのに名乗るって…。やっぱりドジだ。
「こんにちは!」
あ、ヤバい。胃が痛い。造り笑顔になってるよー。リグナーが見てる不思議そうな顔してるよ。
「おい。もう時間だぞ。そろそろ行かないと間に合わなくなるぞ。」
「本当だ!リグナー急ご!」
あっぶな!リグナーありがとう!?キツかったぁ。
「リラーナさんがやってたんだね。」
「一人だけじゃないかも知れないぞ」
「あ~。確かにね。まぁそろそろ遼に戻るから!」
ああ言ったけど……まだ昼じゃん。な…んでそんな事いったんだろ?このままして教室いこう。