あれから1週間後 まなみは姿を表さくなった ひかり達は今後について話し合ったが 気持ちも気持ちでどうすれば良いかよく分からなかった ひかり達はまなみたちが居ないと寂しそうだった やはりリーダーのチカラの影響力は凄かったのだろうひかり「……私、もう一度 まなみさんを探してみる」
しずく「分かった 気をつけてね」
ひかり「ありがとう」
ひかりはまなみが住んでいる街で探し回った
ひかりはあのことを思い出す
まなみが自分で破壊してしまったゲーム・ワールドの景色を見る後ろ姿を
ひかり『まなみさん…』
すると
便所に座っているまなみを見つけた
ひかり「っ!まなみさん!!」
ひかりはまなみの所へ行ったが
ひかり「っ…」
ひかりはこうなることは察していたが いつものまなみは髪をリボンで結んでいたが、ひかりの目に見えたのは 目に元気はなく 髪を下ろしていたまなみだった
まなみ「…なんだ」
ひかり「…..どうしてあんな手紙を描いたの」
まなみ「あぁ…見たのか……もう分かっていると思うが 私はもうGAME HEROは辞める」
ひかり「っ…なんで…なんでまなみちゃんっ!? 今まで私たちが頑張れたのはまなみちゃんのおかげなんだよ!? なのに…なんで___」
まなみ「軽い気持ちでやるんじゃなかった。」
ひかり「え?」
まなみは悔しそうに話す
まなみ「…“俺”は覚悟が足りなさすぎたんだ、これからのこと ふわふわや皆のこと 先のことをあんまり考えてなかったせいでこうなったんだ」
ひかり「え…?」
まなみ「っ!」
まなみは走り出してしまった
ひかり「まなみさん!」
まなみ「来ないでくれ!!」
ひかり「っ!」
まなみ「もうこれ以上っ…俺はだれにも迷惑掛けたくないっ…」
まなみは泣きながらそう言い
走り去ってしまった
ひかり「まなみさん…?」
ゲーム・ワールド
ひかり「みんな!」
しずく「どう?見つかった?」
ひかり「…..」
やあみ「ひかり どうした?」
コンピュータAI「その様子だと会えたそうですが何かありましたね」
ひかり「…実は」
ひかりはさっきあった事を話す
しずく「え?まなみちゃんが俺って?」
ひかり「うん…」
コンピュータAI「…..」
コンピュータAIはペンダントを見る
ひかり「どうかしたんですか?」
コンピュータAI「もしかしたら これでまなみさんに何があるのか分かるかもしれません」
ひかり「え?」
しずく「どういうこと?」
コンピュータAIはペンダントの衝撃の事実を明らかにする
コンピュータAI「実はこのペンダント、まなみさんの過去を見れることが出来るんです」
ひかり「え!?」
やあみ「ふぇ!?」
しずく「そんなことが!?でもどうやって…」
コンピュータAI「あの人がこの過去を入れたのはもしかしたら…」
ひかり「…?」
コンピュータAI「ひかりさん しずくさん やあみさん 行きましょう」
そして4人はまなみの過去の思い出に入る
幼い頃のまなみ「ねぇ…おとうさん どうして男の子らしく居なきゃダメなの?」
謎の男「それはまなみに逞しく育って欲しいからだよ」
ひかり「あれは?」
しずく「まなみちゃんのお父さんかな?」
コンピュータAI「だけど、まなみさんと似てませんね」←!?!?!?
そして小学2年生になったまなみだが 男の子服装しか着ていなかった
ひかり「あれがまなみさん?」
コンピュータAI「どうやら、あの男がまなみさんを男性のように扱ってきたせいで 周りから変な目を見られていたらしいですね」
いじめっ子A「やーい!やーい!世間知らずの女ーっ!」
いじめっ子B「まーたそんな格好か〜笑?」
小学2年生のまなみ「うるせぇ!てめぇらもそんなことしてて世間知らずなんて言われねぇのかよ?」
いじめっ子B「ほらほらー!イキリがでてきたぞ〜!」
小学2年生のまなみ「終わってるな、本当に。 」
ひかり「あれが…まなみさん!?」
しずく「ほ、本当にまなみちゃんなの!?」
コンピュータAI「どうやら、あの二人が害悪の小学生で周りも助けられなかったんでしょうね」
そして小学2年生のまなみは周りからの目線といじめを気付かないふりをしていたが 心の中では弱っていった だがそんな時
ひかり「あれは?」
まなみが手を取ったのはヒーロー漫画だった
しずく「あれって漫画?」
まなみは漫画を読んでいた
するとまなみの目は輝いていた
コンピュータAI「もしかしたら、まなみさんがヒーローになることを受け入れたのはあの漫画かもしれませんね」
ひかり「?」
コンピュータAI「様々なヒーローが共に助け合って生きている姿を見て まなみさんもヒーローになりたいと思い…いや夢が生まれたんでしょう」
ひかり「っ!」
すると1週間前の思い出が現れた
ひかり「…」
ひかりは恐る恐るどんな気持ちだったんだろうと顔を伺ってまなみの顔を見た その顔は
まなみ「っ…!」
今にも泣き出しそうで絶望している顔だった
ひかり「っ….」
その瞬間ひかりは涙を零した
ひかり『まなみさんは…きっとこの締め付けられるような思いで耐えられなかったんだ でもまなみさんは涙を見せなかった きっとまだ過去のことで私たちにそんな姿を見せたくなかったから』
ひかりは涙拭き ひかりは覚悟決めた顔をした
コンピュータAIもその顔を見て何かを察したのか
コンピュータAI「まなみさんはまだ近くにいると思います だからひかりさんの思いを伝えて上げてください」
ひかり「っ!はい!」
ひかりは走り出す
森の公園
まなみ「……」
『覚悟が足りなさすぎた 皆にどんな顔をすれば良いのか分からない』
そう思うまなみは涙した
ひかり「まなみさん!!!」
まなみ「っ!」
ひかり「はぁ…はぁ…はぁ…」
まなみ「どうしてここへ…?」
ひかり「探し回ってたらもしかしたらここに居るんじゃないかと思って」
まなみ「……」
ひかり「私 無理に戻ってきて欲しくてここに来たわけじゃないんだ この思いを伝えたくて来たんだ」
ひかり「まなみさん…私 嬉しかったの」
まなみ「…?」
ひかり「あの時 私 足でまといにならないか心配で でもまなみさんが私の背中を押してくれたおかげで私 こんなにも強くなれたの」
まなみ「…え?」
ひかり「こんなに弱気な自分じゃなくて輝ける自分になりたい 最初はそう思ってた でも違ったの」
「それは、自分を”愛すること”」
まなみ「っ…!」
ひかり「私は気弱な自分が嫌いで嫌いで 早く変わらなくちゃと急いでいたこともあったんだけど、まなみさん…いやまなみ達と皆のおかげでありのままの自分を受け入れることが出来たんだよ だから言わせて」
「こんな私と友達になってくれてありがとう」
まなみ「っ…..!」
ひかり「だから、まなみ 今度はあなたの気持ちを聞かせて」
まなみ「……」
「良いかな…?」
まなみ「あんな姿を見せて…皆と大事な思い出の場所を壊して…迷惑かけて…俺…ひかりと しずくと やあみと コンピュータAIと…一緒に居ても良いかな…?」
すると泣き崩れそうなまなみにひかり優しそうにまなみの両手を自分の両手でぎゅっと暖かく握りしめる
ひかり「大丈夫だよ 私たちはいつだってまなみの味方なんだから」
まなみ「….うぅ」
ゲーム・ワールド
コンピュータAI「っ!」
しずく「まなみちゃんっ!」
やあみ「まなみ!!」
ふわふわ「フワ〜!」
そこにはいつもの3人とまなみが心配で来たフワフワ達がいた
まなみはひかりを見る
ひかりをそれを答えるようにコクリとする
まなみ「…..ごめん 皆 迷惑かけて、本当にごめんなさい」
ふわふわ「フワ〜!」
ふわふわと4人は優しそうにまなみに寄り添う
コンピュータAI「お帰りなさいませ まなみさん」
まなみ「…!ただいま 」
🩵🩷💛❤️
次回へ続く
🌊🌸⭐️🍁
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