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2件
うへへへへへへ
この小説は一切ご本人様に関係ありません。
wrwrd
rp×em
⚠息抜き雑⚠
わんく
r「…。」
酒缶を片手に砂嵐が映るTVを見詰める。何も考えずに、ただボーッと。頭が可笑しくなった訳ではなく、今は特に考える必要がないから頭を空にして酒に飲まれようとしようといていた。
r「、す……ふ―…ぅ…。」
ソファにだらしなく座り、視界をTVから天井に変えた。暗い部屋にただ一人、度数の低い酒に浸り砂嵐の音が耳に残る。なにも考えず、ただボーッと…。段々と瞼が重くなっていき、視界が完全に閉じようとした時。
e「レパロウ君?」
優しく温かみを感じる声に起こされた。直様瞼を開ければ、自分の視界にはこちらを心配そうに覗く一人の男性の顔があった。勢い良く顔を上げたせいか、お互いの額がぶつかり合う。
e「ぃ゙ッ…」
r「ッぅ゙、!?すッ、すみませ…っ…ぇ、えみさん…?どうしました…!?」
e「ぃ…いや…、砂嵐の音したから……」
r「ッあ、ぅッうるさいですよねっ!すみません…っ、、」
そう言って僕は机に飲みかけの酒缶を置けば、TVのリモコンを手に取り直様電源を落とした。先程まで黄昏ていた自分に恥じていれば、少しの沈黙の末彼が口を開く。
e「…もしかしてやけど、夜酒?」
r「っえ…ま、まぁ……寝付けなかったんで…」
e「…良くないね、もう夜遅いし…寝ちゃいな。」
r「ぅ゙…はい…、、すみません…。」
机に置かれた飲みかけの酒缶を手に取り、それの残りを飲み干せば自室に戻ろうとソファから立ち上がった。少しふらつく足取りを無理矢理安定させ、両足を交互に動かした。
e「…フラフラやん、部屋まで送ったるよ。」
r「っえ…!いや、でも…そんな……」
e「ええよええよ、心配やし。」
r「…すみません、ありがとうございます…。」
ボーッとする…顔が熱い…。…当たり前だ、先程まで酒を嗜んでいたんだから。酒に滅法弱い自分はあの度数の低い酒一本ですぐに酔ってしまいそうになる。手摺に掴まりながら階段を上り、自室にフラフラとした足取りで向かった。隣には心配そうな目で見詰める彼の姿があった。
e「…もうここには慣れた?」
r「…はぃ…少しですけどね…笑」
e「…そっか、ゆっくりでええからね。」
r「…ありがとうございます…。」
相変わらずこの人は優しい、この優しさに浸けいってしまいたい…。そんな事を思っていれば、いつの間にか自室の扉の前だった。扉の取手を掴み、左に回す。ガチャリと扉が音を立てて開き、彼の方に身体を向けた。
r「わざわざありがとうございます…、おやすみなさい。」
e「うん、おやすみ。…あ、待ってレパロウ君。」
彼にそう引き留められ、閉めようとした扉をもう一度開けた。厳しい言葉を掛けられるのだろうか…、眠たい…。そんな事を思っていれば、自分の唇に何か触れた。生暖かく、柔い何か…。
r「…っ、へ……。」
その柔いものが何か認識するまで然程時間は掛からなかった。その柔いものは、彼の唇だった。情けない自分の声が小さく漏れる、背の小さな彼は背伸びをして僕に口付けをしていた。数秒してすぐに彼の唇が離れた。
e「…おやすみ、レパロウ君。」
そう言って、彼は少し火照った頬を隠すように優しく微笑んで見せた。僕はそんな彼のいきなりな行動に呆然としながらも、彼に軽い返事をして扉を閉めた。すると扉前から廊下を歩く足音が段々と遠退いていった。
r「っ…ずるいっすよ…ほんま…!!」
熱でも出たのかと錯覚する程の熱さが顔全体に広がった。すぐに自室の洗面台に足を向かわせ、蛇口を捻り冷たい水を出して自分の顔にそれを掛ける。ビシャッ、ビシャッ…と何度も両手を使って自分の顔を濡らす。
r「ッはぁ…!…ふ、ぅ……、、」
すー…と顔にあった熱が下がる。目の前にある鏡に視線を向ければ、頬を少し火照らし顔が水に濡れた自分の間抜けな姿があった。ジャー、と流れる水の音が耳に通る。
r「……寝よ…、」
キュッ、と蛇口を閉めて、近くに掛けてあったタオルで自分の顔を拭った。そしてシングルベッドに仰向けになり、天井を見詰める。酒のお陰が、すぐに瞼が重くなり始めた。先程の顔の熱は、お酒のせいか…それとも彼のせいか。
…いや、きっとお酒のせいだろう。そう自分に言い聞かせて、僕は無理矢理眠りについた。
終わり。
新人さんはシャイであって欲しいと思う作者でした。後輩の前では敬語が抜けるemさんも良いですよね…。
では、次の投稿でお会いしましょう。