この小説は一切ご本人様に関係ありません。
 科学
 zm×em
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 わんく
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 プルルルルッ…プルルルルッ…
 
 リビングに端末のコール音が部屋に響く。五回ほど鳴ったところか、相手が電話に出なさそうな気配が漂い始めた。そして再び、コール音が鳴る。
 
 プルルルルッ…ッピ…
 
 z「…お、出たか。」
 
 相手が応答ボタンを押したのか、コール音が止まりその代わりに高めの電子音が鳴る。俺は一言呟き、端末を耳に当てる。すると、聞き慣れた声が耳に届く。
 
 e「…なんですか?商談中だったんですけど。」
 
 z「飯。」
 
 e「……冷蔵庫に作り置きがあると伝えた筈ですが、」
 
 z「…そういやそうだったな、すまん。」
 
 そう端末越しに他愛もない話を繰り広げていれば、まるでわざと聞かせるかの様に大きな溜息が聞こえてくる。少し間を置けば、電話相手は少し荒々しい口調で話し始める。
 
 e「貴方ねぇ…少しはコッチの身にもなって」
 
 ピッ…
 
 面倒な事を言われる前に、俺は直様着拒ボタンを押した。俺は電話相手の言葉通り、冷蔵庫にある作り置きを適当に盛り付けレンジに放り込んだ。
 
 z「…商談か、…ならまだ帰って来ぉへんのか。」
 
 そう独り言を呟けば、レンジから音が鳴る。温め終わった食事を取り出し、それを食卓に置く。箸と飲み物を用意し、椅子に腰掛けてその食事に手を付けた。
 
 z「……教授、は…どうせ飲み食いして帰って来るか…。」
 
 ぽつり、と何度目か分からない独り言を呟けば、一人食器音を鳴らしながら食事を済ます。使い終わった食器を流しに入れ、リビングに移動した。
 
 z「よっ…と、」
 
 硬い椅子からふかふかのソファに移り、TVの電源を入れた。面白い番組がないか、チャンネルを何度か続けて変えるがニュースばかりの様だった。今は夕方、それに平日…。
 
 z「…そりゃなんもやってねぇか。」
 
 そう呟けば、数分程なんの面白味もないニュースを見詰める。次第にうつらうつらとしてきて、俺はソファに仰向けになる。肘掛けに頭を乗せて、ガスマスクを外して重い瞼を下ろした。
 
 z「……。」
 
 そのまま何時間眠っただろうか。満腹な上に夕方という、なんとも昼寝に丁度良い環境に流されてしまっていた。だが、俺の睡眠は玄関の開閉音で妨げられる。
 
 z「……っん゙、ぅ゙…。」
 
 俺は大きな伸びをして、先程まで閉じていた瞼を開けた。辺りは既に薄暗く、TVは付けっぱなしだった。寝惚け眼で時計に目をやれば、午後十時半を差していた。
 
 z「…まじか、」
 
 ぶっ通しで四時間程眠っていた様だ。夜に再び眠れるかどうか不安になる俺を他所に、自分の下腹部辺りにある重みに気付く。ゆっくりと視線を落としていく、……足?
 
 z「……教授?」
 
 e「……ねてたんですか、」
 
 z「…まぁ、そうだな。」
 
 俺の呼び掛けに応じず、逆に質問を投げる教授。それに返答すれば、教授はふん、と息を漏らした。それと同時に、ほんのりと独特の酒臭さが漂った。
 
 z「…飲んで来たのか、」
 
 e「…わいんを…少し。」
 
 嗚呼…だからか、そう一人で納得する。暗闇に段々と目が慣れていき、教授の顔に視線を移した。頬を赤らめ、まるで見下すかの様に此方を見詰める教授の顔があった。
 
 z「…んだよ、教授。」
 
 e「…んん……、つかれました…。」
 
 z「ぅお…、、」
 
 下腹部から上半身全体に重みが広がり、教授の顔が自分の肩辺りに持って来る。コイツ…相当酔い回ってんな…、どんだけワイン飲んできたんや…。
 
 e「ん…、」
 
 z「ッち、暑苦しいな゙…。酒クセェ……」
 
 e「失礼ですね…別に良いじゃないですか……、恋仲なんですし…。」
 
 俺の耳元付近で喋る教授に、若干の興奮を覚える。何か喋る度に弱々しい息が吹き掛かる。そんな教授の背中に自分の両手を回そうとすれば、教授はすっ…と顔を上げた。
 
 e「…ぞむさん、…」
 
 z「…ん、」
 
 珍しく教授からの口付けに、俺は少し乗り気になる。下手くそな口付けに合わないリップ音、それに俺の興奮は増していった。酔いが回っているのか、調子に乗り慣れないキスをしたのだろう。
 
 e「…っ…ぅ、」
 
 z「…、」グッ…
 
 e「ッん゙…、//」
 
 俺は手本を見せるかの様に、教授の後頭部を固定し深い口付けをする。自分の舌を教授の口内に侵入させ、卑猥なリップ音を響かせた。水気のあるリップ音に合わせて、口内を掻き乱される教授は既に蕩けた表情をしていた。
 
 z「ッぢぅ…♡ックちゅ゙…、♡♡」
 
 e「ふ、ぁ…ッ//っん…ぅ゙……///」
 
 目を固く瞑り、舌を絡める度甘い声を漏らす教授。そんな教授に俺はまた興奮する。抑えていた後頭部から手を離せば、教授はゆっくりと俺の口から離れる。するとツ―…と透明な糸が互いの唇や舌に橋を掛けた。
 
 e「ッは…ぁ//ッふ、ん…ぅ///」
 
 z「っは、…♡」
 
 e「、ぁ…ふ……っ//」
 
 互いに息を荒げ、呼吸を整える。教授は涎を口端に垂らしながら、上半身を起こし俺の下腹部に座った…というより、尻を俺の股間に擦り付けている様だった。
 
 z「…してぇのか、」
 
 e「っし…たい、れす……。」
 
 回らない呂律で蕩けたいやらしい表情と共に訴える教授は、何とも愛おしくも無様に見えた。いつも上から目線の言葉を浴びせる教授が、性行為や酒が絡んでくるとこんなにも下手に出るとは…。
 
 z「ッふ、はは…♡えッろ……♡♡」
 
 e「っ、ぅ゙…///」
 
 まるで此方に媚びるかの様に眉尻を落とし、俺のモノを物欲しそうにする教授。教授の下半身に視線を移せば、微妙に膨れ上がった股間が目に入った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 終わり。
この後美味しく頂かれた様です。
甘々な物も大好きなんです。何なら地雷の方が少ないくらいです。
 では、次の投稿でお会いしましょう。
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