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小さなランプを、ひとつ灯して。
別荘の廊下にある長椅子でミリエットは、窓の外に広がる夜をぼんやりと眺めていた。
(私も、ヴォルフラム様のことが好き。だけど……)
伝えられない言葉が、夜の静寂に消えていく。
と、その時。小さな足音が近付いてくるのが聞こえた。
「王妃さま? ねむれないの?」
廊下を歩いてきたのは、眠そうな顔のマリアだった。
「ごめんなさい。起こしてしまったかしら?」
「ううん、お手洗いにいってたの。マリア、ひとりでもこわくないから」
目を擦りながら、それでも誇らしげに胸を張るマリアに、ミリエットは強張った心が緩むのを感じた。
「マリアちゃんは、強いのね。それに比べて、私は……」
目の端に、じわりと**************
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