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翌朝

目を開ければ何故か目の前には知らない人

マジで、知らない人

菜月)……知らない人の家に来た…?

そう思って体を起こすが…残念ところがどっこい空達がちゃんと寝ている

菜月)??????

まさかこの人…と、思い念の為起こしてあげる事に…

菜月)おーい、人の部屋で勝手に寝てる人

体を揺さぶっても起きる気配はなく…マジで何してんだこいつ…そう思った時見知らぬ人が目を開け大きな欠伸をした

菜月)お、起きた

マジで起きねぇなこいつと思ってたからある意味好都合だ

菜月)おはよ、君ここがどこかわかる?

そう優しく聞いても見知らぬ人はポヤポヤとし騒いでない為肝が据わった人orヤバい人のどちらかとなった

菜月)(にしてもイケメンだな…)

??)…ばー…ちゃん…?

菜月)……は?‪💢

まさか寝起き第一声が「ばーちゃん」だとは思わなかったよ‪💢

菜月)あなた誰かと勘違いしているようだけど私はあなたのことを知らないわ

??)え、ばあちゃんと同じ匂いがしたから追いかけて来たのに…で、途中でコケて…あ、助けてくれた人……

そう言って男性が体を起こしてキョロキョロと当たりを見回し…空を見つけると少し嬉しそうな顔をした

菜月)空と知り合いなの?

??)コクコク

ニコニコと笑いながら頷くためここで確信「この子可愛い子だ!」

菜月)えっと…(お風呂には…入ったっぽいな……この子)

菜月)…ここじゃなんだし部屋変えようか

そう優しく言うと男性は目をキラキラとさせながら「着いてく!」と言って私の手を握ってきた

菜月)…(この子、私をお婆さんと勘違いして着いてきちゃったのよね…おばあちゃんっ子なのか知ら…)

特に振り払う理由などもなかったため私達二人は顔を洗いリビングに入った


リビング

菜月)それで?きみはどこから来たの?

紅茶を入れながら聞くと男の子はオドオドとしながら「謎煙の主から…」と言った

菜月)ふむ…

菜月)じゃあ名前は言える?

??)…オロルン

菜月)オロルンね、私を追い掛けてって言ってたけど…何かあったの?

紅茶の入ったコップをオロルンの前に置く

オロルン)えっと…迷子……

菜月)ま、まい…ご?

オロルン)うん…迷子

菜月)ほ、ほぅ…

パッと見…この子20歳だよな?と、思いながら「お、おばちゃんと一緒にここに来たの?」と優しく聞くとコクコクと頷いた

菜月)(背が高いから背が低いおばちゃんの事遮られたりして迷子になっちゃったのかしら…)

彼のフードからはコウモリの耳がピョコッと見え面白そうで思わず頬を撫でると顔を一瞬真っ赤にしながらもスリスリと甘えて来た

菜月)…(何この子めちゃかわええんだが!?)

菜月)っと…取り敢えずおばちゃんの事探さなきゃね

「ちょっと早いけど早めに見つかって損は無いでしょ?」と言って手を出すと頷いて手を握って私達は外に出た


菜月)おばちゃんの名前とか分かる?

オロルン)シトラリばあちゃん!

菜月)しと…らり…

その名前に私は聞き覚えがあった

「シトラリ」それはシャーマンの1人である

この世にシャーマンの数は少ない、だからシトラリと聞けば直ぐに「あ〜、あいつか」と、なる

菜月)この時間なら寝てるだろうなぁ…

オロルン)寝てる

菜月)だよね〜笑じゃあおうち行こっか〜

オロルン)家の場所わかる!連れてく!

オロルン)迷子もう嫌…

そういう彼の表情は結構真剣で泣きそうだった

菜月)んもう…わかったよ笑

頬を優しく撫でるとオロルンは私を抱き抱えスリスリと甘えて来た

菜月)わわッ笑必死すぎでしょ笑ヨシヨシ

あまりの純粋無垢さに負け頭を撫でたり顎の下を優しく沢山撫でると更に嬉しそうな顔をして…このままでは私達永久機関に入る事になる

菜月)そ、そろそろお家に向かおうか(母性に目覚めてこの子を息子として迎え入れてしまう…)

初めて感じた危機感だったです……

そして、向かう途中で色々聞いたのだが…この子は部族のみんなから甘やかされて育ったということ…

多分だがこういう甘えん坊気質な性格は環境のせいだろう

あと可愛いなこいつ食うぞ(?)

オロルン)えへへぇばあちゃん好きスリスリ…

菜月)わ、私そんなにもおばちゃんに似てる?

オロルン)雰囲気と…背が似てる……

菜月)あ〜…(確かにシトラリと背が似てるな…言われてみれば……)

オロルンの頭を撫でしばらく運ばれると謎煙の主の集落に着いた


オロルン)はい、どーぞ

菜月)あ、ありがと…

オロルンに下ろしてもらい集落を散策

流石の私も期間が空きすぎてたためシトラリの場所をすっかり忘れてしまっている

オロルン)えーっと…

菜月)場所わかる?

オロルン)うん、分かる

菜月)なら良かった、案内してくれる?(あ、ポイントあるし開けてこ)

実は移動中もこうだった(冒険者の鏡)


少しするとオロルンとシトラリの家が見えて来た

菜月)……そういえば…洞穴だったね

オロルン)??

菜月)いや、なんにも…(絶対めんどくさい……)

そんなことを考えながら洞穴に入ると…

シトラリ)オロルン!!と、菜月…?

おいこいつど失礼だな、私の顔みた途端絶望の顔したぞ

菜月)お久しぶりですぅ「シトラリばあちゃん」!

シトラリ)‪💢このクソガキ…‪💢

オロルン)??喧嘩…?

菜月)ううん、何にも!

飲み友でもあるが…どちらの方が肝臓が強いか勝負をするライバルでもある、あとシンプルに相性悪い

シトラリ)そんなことは良いのよ、オロルンが無事で良かったわ

菜月)あんたこの子が私のそばにいる経緯知ってる?

シトラリ)いいえ?全く

菜月)あんたと私が似てるって言われたのよ、背と雰囲気だって

シトラリ)あなたと私が…ねぇ?

こいつものすっごい不服そうな顔してんな

オロルン)間違えちゃった……

菜月)…可愛いな

シトラリ)可愛いでしょ

※オロルンは可愛い

菜月)さ、送りは終わったし帰るから

オロルン)え…

菜月)え?

オロルン)うぅ…モジモジ

菜月)??

帰ろうとしたその時…オロルンに裾を掴まれてしまった

シトラリ)あんた…私の孫に何をした?‪💢

菜月)しとらんわ!

菜月)で、どうしたの?おばちゃん居るでしょ?

オロルン)居るけど…もうちょっと…居たい……

菜月)…へ?

シトラリ)ははーん?さては惚れたな?

オロルン)ちッ、が///

シトラリ)顔が真っ赤だぞ〜笑

オロルン)お、怒らないでぇ…///

菜月)え、えーっと…

頬を軽く掻き困惑の顔する

オロルン)だ、…ダメ…?///

菜月)…可愛いからなんでもいいや

結論!

可愛い!!

そらそうやろ!自分よりめちゃデカくて可愛ええ子が私をご所望だぞ!?許すに決まっとるじゃろ!

オロルン)ほ、ほんと…?好きでいい…?

シトラリ)いやいや、許すわけないでしょ

菜月)うるせー!黙れババア!

シトラリ)私よりババアがなんかいってらぁ笑

シトラリ)そんなことはいいのよ、菜月

菜月)ん?

シトラリ)あんた、死ぬ事ないでしょ?オロルンが死んだらあんた……独りよ

…私の一番嫌な事聞いてきたな

菜月)知ってるわよ、そんなの

菜月)私はずっと生きていけるけどこの子は生きていけない、それなら…有限がある方を優先するに決まってるでしょ

シトラリ)お主、ずっと人を尽くす人生でいいのか?

菜月)…良いわよ、尽くされるのはこの子が生きているときでいいわ

オロルンの頬を優しく撫でると顔を真っ赤にしながらスリスリと擦り付けてきた

菜月)こんな可愛い子、悲しくさせたら私の辞書に傷が着くわ

オロルン)僕、ずっと大切にする!

菜月)ほら見ろ可愛いだろ!(?)

シトラリ)可愛いのは前提事項だわ(?)

脳が解けた人達ですね、怖いです

変人神様、旅人に付き纏う 原神

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原神やってないからオロルン?は知らないけど(推しの人ごめん)なんか可愛かった!(可愛さで脳が溶けた人) 1家に1台欲しい!(?)

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