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「ここはどこ?」

わたしは目が覚めると身に覚えのない場所

にいた。

周りは殺風景で一つポツンと家があった。

木は枯れて、落ち葉がたくさん落ちていた。

その中に小さな小屋のような家。

そこを目指しても、そこにはたどり着けなかった。

いつの間にか私は最初の位置まで戻されていた。

10メートル進んでも、5メートル進んでも

最初の地点に戻ってしまう。

逆に離れようとすると、倍離れてしまう。

10メートル離れれば20メートルも離れてしまう。

不思議しか言いようがない。

夢かとも思ったが、足への痛みや寒い感覚枯葉の匂いがする。

私は、逆に離れようとしたが100メートル離れるとそこから位置が変わらなかった。実際には、50メートルしか歩いていない。

私は、もう逃げれも離れれもしない。

また、戻ろうとした。そしたら、最初の地点までは戻れた。だがやはり、前にはすすめなかった。

横に進むことも出来るが、感覚的に横へは行けないと直感視している。なぜかは分からない。

1つも分からないまま、ぼーっとしていた。

すると、小屋の家から大きな男の人がでてきた。

私は、怖かった。体が勝手に離れようと走った。

それは、当たっていた。男の人は、こちらを見るやいなや担いでいた銃を向けてきた。

私は、必死に逃げた。

「バンバン」

遠くから聞こえる。気付かぬうちに、100メートルをとうの昔のようにすぎていた。

前を見ると、町が見えた。

足が止まった。横に看板があった。

『いくな危険』

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