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玄「…はぁ!?」
また車掌さんが変な勧誘の仕方を始めた
人手不足とは言え、いくらなんでも強引過ぎじゃないか…?
玄「……まぁ…暇を持て余すよりはいい。やってやろう」
…というわけで僕と玄は今日から亡霊列車亡霊列車で働くことになった。
車掌『本日はもう終業時間なので明日から仕事に入って頂きます。もうすぐ着く終点の駅に仮眠室がありますのでそこで寝て下さい』
そうこうしている内に終点駅に着いた。寂れていて不自然なくらい暗くて、冷たい風がしきりに吹いている。列車から出て少し進んだ所に少し小さい小屋みたいなのがあった。戸を開けると蝶番の軋む音が聞こえる。部屋の中には奥の方に2段ベッドが両隅にひとつずつ置いてあった。パジャマなんて持ってないから着ていた制服のまま寝ることになった。
玄「上の段で寝てもいいか?」
玄が聞いてきたから僕はすぐにいいよって答えた。荷物を端に置いてブレザーだけ脱ぐ。ベッドに寝転がったら疲れがどっと溢れてきて僕は一瞬で眠った。
その日僕は本当に嫌な夢を見た。
真っ暗な闇の中で僕は突っ立っていた。自由に身動きも取れないし体が死ぬほど重たい。どうしたらいいか分からずにそのまま立っていたら、どこからか真っ白な手が伸びてきた。その手はそのまま伸びて僕の首に触って突然僕の首を締めた。僕の手よりずっと細いのにめちゃくちゃ力が強い。振りほどけずにもがいてもう窒息するんじゃないかと思った時、目が覚めた。
冷や汗が止まらない。息が上がっていたから呼吸を整えようと思って思いっきり深呼吸したけど上手いこと落ち着かない。寝直したかったがどうやら朝になっていたようで、車掌さんが僕と玄を起こしに部屋に入ってきた。
車掌『おはようございます。今日は2人の初出勤の日です。支度をして早急に出てくるように。』