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濃い霧の中、霊夢と魔理沙は、迷うこと無く、真っ直ぐと紅魔館に向かう。
サ「お前さんら、いつもこんな所を迷わずに進んでいるのか?」
魔理沙「まぁ、最も迷いやすい所もあるからな、ここは何も無いだけ楽だよ。」
サ「これ以上に?」
魔理沙「これ以上に。」
サ「どんな場所だよ、幻想郷。」
霊夢「まぁ、そういう場所と割り切るしかないわよ。」
サ「なるほどな。」
そんな話をしていると、
魔理沙「おっ、もう着くぜ。」
サ「よし、そんじゃ頼みに行くか。」
霊夢「っと、意気込んでるとこ悪いけど、この館は、前に門番が居るわよ。」
そう言うと、霊夢は何故か眠っている、人間?に、指を指した。
サ「あれが戦うのか?」
まぁ……そういう所なんだろう。
霊夢「あれが戦うのよ。」
魔理沙「まぁ、あいつの相手も、私がするぜ、慣れてるからな。」
そこで少し引っかかる言葉を見つけて
サ「慣れてる?」
魔理沙「あぁ、毎回ここには、本を盗み…借りに来てるんだ。」
サ「………」
霊夢「そういう奴なのよ。」
???「zzz……んっ?」
そうすると、その、門番が目を覚ました。
???「はっ!侵入者!」
魔理沙「おっ、起きたか、『紅 美鈴』」
美鈴「なんだ、魔理沙さんと霊夢さんか、それじゃあ、私は無理だなぁー」
えっ?こんな軽く諦めるのか?
美鈴「それじゃあ、戦うくらいしますかねー、っと?そちらの方は?」
っと、美鈴が、こっちに目を向けた。
サ「ん?あぁ、オイラはサンズ、ただのスケルトンさ。」
美鈴「なるほど、スケルトンさんですか、どう言ったご要件で?」
サ「帰りたいだけさ。」
美鈴「なるほど、それではこれ以上私があれこれ聞くのは、野暮ですね。」
美鈴「さてっ、始めますか。」
なんか、のほほんとした奴だな。
サ「いいのか?」
美鈴「えぇ、私も妖怪として生きて、何千年、今はここで門番をしてるだけですよ。」
サ「なるほどな、それじゃあ、頼むぜ、魔理沙。」
魔理沙「なんか打ち解けるのが早いな、それじゃ、始めるか。」
なるほど、妖怪だったか、しかも何千年も生きた、
まぁ、ここまで来たら、何も思わないぜ。
☆ 割愛☆
美鈴「たはぁ〜私の負けかぁ、まぁ、頑張ったな、さてっ、ではお通り下さい。」
サ「随分さっぱりだな。」
美鈴「まぁ、魔理沙さんは物を盗む時、わざわざ正面から取りに来ますからね。」
美鈴「負ける事には慣れました。」
こいつもこいつで苦労してるんだろうな。
霊夢「さてっ、そんじゃ、行くわよ。」
霊夢「早くお茶がしたいの。」
そうして、霊夢が、会話を切る。
まぁ、ここで立ち話をする理由も無いし、行くか。
霊夢「さぁ、早く行くわよ。」
魔理沙「楽しかったぜ、ありがとな!」
サンズ「あんまり、【ボーン】とするなよ?また会えたら会おう。」
そうして、美鈴に別れを告げる。
美鈴「えぇ、ではでは〜………さてっ、もう一眠りとしゃれこみますか。」
そして、
レ「そうこそ!紅魔館へ!」
レ「ここの当主であるこの私、」
レ「レミリア・スカーレットが、歓迎するわ!」
レ「さぁ、小さきスケルトン、貴方の望みは?」
っと、当主レミリア・スカーレットは、不敵に笑った。
だから、オイラは、
サ「スケルトンはスケルトンでも、オイラの名前はサンズは、ここには、家に帰して欲しくて来たんだ。」
っと、言い、遂に紅魔館の主、レミリア・スカーレットと対面するのだった。
私は大妖精!
今、初めて見た人に、ここがとんな場所なのか、説明してあげてるの。
???「それで、この幻想郷とは、どんな場所なんだ?」
大妖精「ここはね、どんな人だろうと、物だろうと、受け入れてくれる、明るい場所なの!」
???「ほう、それじゃあオレも受け入れて貰えるかな?」
大妖精「もちろん!どんな人でも、この、幻想郷では友達よ!」
???「なるほどな、良い世界だ。」
???「ありがとな、おかげでこの世界について、知ることが出来たぜ。」
大妖精「このくらい朝飯前だよ!また何かあったら言ってね。」
そうして、大妖精は???に背を向けて歩き始める。
良いことをしたと、ルンルンな気分で。
次の瞬間、
«グサッッ!»
そんな、生々しい音がした。
大妖精が、振り向くとそこには、
笑顔な???が居た。
大妖精「な……んで…?」
???「へへへ、本当にありがとう、おかげで楽しめそうだ。」
そう???は、悪魔のような顔で笑うと同時に、
大妖精の世界は暗転していくのだった。