レ「無理よ。」
サ「………」
このセリフ、前も聞いた事があるな。
レ「なによ?」
サ「いや、ただこの展開、前もあってな。」
そう言って、ちらりと霊夢の方を見る。
霊夢「いや、まぁ、仕方ないじゃない、無理なんだもん。」
サ「…因みに、理由を聞いても?」
レ「私の能力は、運命を操る程度の能力。」
レ「その使い道は、自分の運命を見て、1番都合の良い運命に持っていく事、」
レ「そして、もう1つは、私に出会った者の運命を奇妙なものにさせることよ。」
ジョ〇ョかよ。
レ「だから、都合良く、帰れーーとかは出来ないわ。」
なるほど、それなら仕方ないな。
サ「分かった、サンキューな。」
魔理沙「これからどうするんだ?」
サ「まぁ、仕方ないし、1回戻るか。」
霊夢「まぁ、そうなるわよね。」
まぁ、骨生そう、上手くいかないよな。
レ「ちょっと待ちなさい。」
そこで、レミリアに引き留められた。
サ「?」
レ「確かに、私の運命では、解決出来ないけど、『奇跡』なら何とかなるかもよ。」
霊夢「あぁーね。」
魔理沙「なるほどな。」
レ「行ってみる価値はありそうじゃない?」
霊夢「そうね」
魔理沙「仕方ないし、行ってみるか。」
どうやら、次の行き先が、決まったらしい。
サ「次は何処に行くんだ?」
霊夢「次行く場所は『守矢神社』まぁ、単なるアホ共よ。」
サ「な…なるほど?」
そうして、次の目的地は、
『守矢神社』になった。
そうして、また、
目的地に向かい、宙を舞う。
その、守矢神社というのは、
『妖怪の山』っと、言う場所の中にあるらしい。
サ「その、『妖怪の山』ってのには、名前通り、妖怪ってのが見れるのか?」
そんな、慣れた暇潰しの質問をする。
いつの間にか、霊夢と魔理沙とも、
もう、友達と言い合える仲だ。
霊夢「そうね、結構色んな妖怪が、いるわよ?」
霊夢「河童とか、天狗とか、たまに神とかも普通に居るわよ。」
サ「…なるほどなぁ。」
魔理沙「おっ、お前もそろそろ慣れてきたな。」
魔理沙が、何かを察した様だ。
サ「流石に…な?」
そんな感じで、守矢神社に向かっていると、
«カサッ!!»
サ「ん?」
何か、木の上から音がした。
霊夢「………」
霊夢が音の鳴った方をじっと見る。
そして…
霊夢「そこね!」
そう言い、霊夢は、いつの間にか手に持っていた、御札を
«シュン!!»
っと、投げた。
そしたら。
???「いてっ!」
っと、そこから、葉の1部が違和感に落ちた。
そして、霊夢と魔理沙の2人はこっちを見て…
霊&魔「どうする?少し寄ってく?」
サ「……そんな、居酒屋みたいに言われてもなぁ…」
そうして、少し寄る事になった。
???「いってて、クソォ、ちょっと試しに隠れてただけなのに、何も撃つこと無いじゃないかぁ…あの畜生巫、」
霊夢「なんか言った?」
???「ひゅい!?」
っと、その、隠れてた人物?が、尻もちをつきながら、こっちを見て驚いた。
???「い、いやいや、な、なんでもないよ。盟友。」
そう誤魔化してはいるが、動揺が、隠しきれていない。
魔理沙「にとり、お前あそこで何してたんだ?」
にとりって言うのか。
に「少し、光学迷彩スーツの改良をしたから、実験をしてたんだ。」
に「まぁ、バレた上に破壊されたけど。(ボソッ)」
霊夢「なに?」
に「なんでもありません!」
そうして、にとりは、何か、話題をすり替えれないか周りを見渡し、こっちを見て…
にとり「んっ?そこに居るのは、新入りさんですかい?盟友には見えないけど…」
サ「盟友?」
さっきも言っていたが、霊夢の事じゃないのか?
霊夢「人間って意味よ。そいつは河童で、河童は人間への好感度が高いから、そう読んでるんだって。」
サ「へぇー」
そう霊夢が、説明してくれる。
なるほど、こいつがさっき聞いた河童か、
に「そうさ!私が幻想郷の機械担当!超妖怪弾道の河城にとりさ!」
に「君は?」
サ「オイラはサンズ、ただのスケルトンさ。よろしくな。」
っと、やり慣れた自己紹介をした。
に「なるほど、サンズ…か、まぁ、挨拶を交わしあったなら、アンタも盟友だ!よろしく!盟友!」
サ「おう。」
そうして、軽く挨拶を交わしあった。
霊夢「さてっ、んじゃ私達はそろそろ用事があるから行くわよ。」
に「あぁ、それが何なのかは知らないけど行ってくるといい。」
魔理沙「そんじゃあなー」
そうして、オイラ達は、守矢神社に向かうのであった。
???「へへへ、そろそろ始めるか。」