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それではどうぞ








🇫🇷ねぇ〜日本君〜…

🇯🇵っ、だから〜離れてくださいってば〜!


朝からそんな2人のやりとりが聞こえる。

というのも、フランスが日本に抱きついているのだ。


🇯🇵というか朝から何なんですかいきなり!何かあったんですか?

🇫🇷え、あー特に何も?

🇯🇵じゃあ離してください!てかっ…動きっずらいっ…!


側から見れば、彼氏彼女そのまんま。


🇫🇷…。


あ〜…可愛いなぁ。

必死に僕から離れようとする姿も、その声も、全てが愛らしい。

あー…本当に


🇫🇷堪んないよね〜。

🇯🇵ビクッ なっ…何が堪らないんですか?


僕がそう言うと、日本君は肩をビクッとさせ、僕の方を振り向いた。



ちゅっ♡



🇯🇵えっ…。

🇫🇷ふふっ。今は振り向いちゃ駄目だったね日本君?


僕は振り向いた日本君にキスをした。

僕は敢えて振り向かせようとした。それに日本君はスッポリハマって振り向いたから奪ってやった。


🇫🇷あらら〜何その顔。真っ赤な夕日になってるよ?


そう笑いながら日本君の顔に手を添える。

その顔はまさに夕日のように赤く染まっている。


🇯🇵ばっ…フランスさんのばかっ…!

🇫🇷あっ!待って…あーあ、行ちゃった。


日本君は恥ずかしさに耐えれなかったのか、僕を思いっきり突き飛ばして走って行ってしまった。


その小さく遠ざかる後ろ姿を僕は静かに見送った。


🇫🇷僕の気持ち、伝わってくれるかなぁ。



今の僕の心は日本君にちょっとだけ、気付いて貰えたんじゃないかって期待と嬉しさがあった。





🇯🇵…っ///





『終』







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