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ak.side
俺だけどんどん日数が減っていく。
気付けば「死」への恐怖はなくなっていた。
今日は俺の死刑執行日だ。
pr「本日、芋の死刑執行日だ」
「教室でゆっくりした後、執行だ」
俺らはいつもよりあきらかに静かだった。
at「あっきぃ…本当にいいのか…?」
ak「いいんだよ、もう」
kt「僕!あっきぃと過ごせてうれしかったよ!」
ak「けちち…」
「最期に、あっと」
「あっとはいつも俺らがふざけてるときに突っ込んでくれて、本当に最高なやつだよ、ありがとう」
at「こちらこそだよ」
ak「けちち」
「けちちはドジでポンコツだけど、誰よりもみんなのこと考えてくれてて…ありがとう」
kt「ドジとポンコツは余計でしょ(笑」
ak「まぜち」
「まぜちはいつもふざけてて変なこと言ってたけど、そういうところ大好きだよ、ありがとう」
mz「俺も…ありがとう」
ak「みんな、俺の分まで生きてね(苦笑」
pr「お前ら、そろそろ行くぞ」
tg「…」
いつも元気かちぐ看守の元気がない。
tg「先輩…俺ちょっと外の空気吸ってきます」
pr「あぁ」
「それでは芋、いやあっきぃここに立ってくれ」
最期だからか珍しく、ぷり看守が俺のことを名前で呼ぶ。
そして、俺は死刑代の上に立った。
pr「最期に言うことはあるか?」
ak「…みんな、今まで本当にありがとう」
ak「大好きだよ」
そう言い、俺はみんなに笑いかけた。
みんなの目には涙が浮かんでいる。
pr「それでは、死刑執行!」
ぷり看守がボタンを押すのと同時に床がなくなり俺は下に落ちる。
最初はもちろん熱かった、けど1秒もすれば感覚がなくなり、完全に俺は意識を落とした。
来世では看守たちとも友達として出会えたらいいな。