雲の下で振り返る思い出

「お姉さん、ここで何してるの？」

「ん？君にプレゼント届けに来たんだよ！」「プレゼント？ってことはサンタクロース？」

「ご名答！」

「嘘だね」

「え？」

「サンタクロースは科学的に考えて居ないとされてるし、サンタクロースの正体は親だってことも知ってる」

「それ以外で考えられるのは暇している人間だけ」

たまに普通の子供っぽくない子の家に

届けに行く場合もある。

確率は低いが、今日は当てちゃったみたい。問題を起こしたサンタクロースの子は、

多分この子に怒っちゃったのかな？

まぁ、こんな時こそ

魔法に頼ればいいんだけど。