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異世界に戻ったメイは、もう一人の自分から告げられた真実に驚愕していた。

自分の母親がこの世界を呪い、魔獣を作り出していたという事実。

メイはこの世界の呪いを解くこと、そして母を救うことを決意した。

手がかりを求め、メイはリディアを訪ねることにした。

リディアは魔獣用の武器を作っており、呪いに関して何か知っているかもしれないと思ったのだ。

教会のドアを開けると、リディアがぴょこんと顔を出した。「こんばんは」と声をかけると、

リディアは驚いたように目を見開いた。

「あれ、メイちゃん!」と明るく言う。「聞きたいことがあって」とメイが言うと、

リディアはシスターの姿ではなく、なぜか軍服姿で現れた。

「リディアちゃんはシスターじゃないの?」とメイが尋ねると、

リディアは笑って答えた。「ちがうよ~、私はコスプレが趣味なの。何か用?」

メイは呪いを解く方法を訪ねた。「呪いを解く方法?」リディアは少し考え込み、

メイ「國光様は呪いを浄化できるでしょう。魔獣を倒さずに呪いだけを解くことは出来ないの?」

リディアは首を振った。「浄化は完全に魔獣化した者にはあまり効果がないから、

魔獣の呪いには呪いで対抗することしか考えていなかったな。」

メイは焦りを隠せない。「でも何か方法はないかな」と訴えた。

リディアの様子が変わり、少し寂しそうな目をした。

「リディアちゃん?」とメイが問いかけると、リディアは静かに言った。

「いいこと教えてあげる」と言い、自分の眼帯を外した。

そこにはくり抜かれた眼球の代わりに、ドロドロとした奇怪な物体が動き回っていた。

メイはその光景に驚愕し、一言も発せられなかった。

「私の目は魔獣に食べられ、そして呪われたの。」リディアは冷静に語り始めた。


その日、空はどんよりとした灰色の雲に覆われ、村は静寂に包まれていた。

リディアは家の隅で、心臓が高鳴るのを感じながら、恐怖に震えていた。

普段は穏やかな村人たちの笑い声や子供たちの遊ぶ声が、まるで遠い夢のように思えた。

突然、地面が揺れ、遠くから響く低い唸り声が聞こえてきた。

リディアはその音に耳を澄ませ、恐る恐る窓の外を覗いた。

そこには、巨大な影が村の入口に現れ、周囲の木々をなぎ倒しながら近づいてくるのが見えた。魔獣だった。

魔獣は本来、人里に近づくことはない存在だった。しかし、

最近、呪いの力が強まり、魔獣はその影響を受けてしまったのだ。

リディアは心の中で叫びながらも、動けなかった。

恐怖が彼女の体を硬直させ、逃げることすらできなかった。

魔獣は村に入り込み、無抵抗な村人たちを次々と襲った。

リディアは隠れている場所から目を背けることができず、

目の前で繰り広げられる惨劇を見つめ続けた。彼女の心は絶望で満たされ、涙が頬を伝った。


「私の村を魔獣が襲ったとき、隠れていた私は引きずり出された

だけどその魔獣はすぐには命を奪わず、苦痛に震え、絶望の叫びを上げさせることで、

その恐怖をたしなむかのように楽しんでいたわ」リディアの目に暗い光が宿った。

「動けなくなった私を見た魔獣は、私の目をえぐり出しはじめた、

私は激痛と恐怖の中、魔獣は私の目を食べていたのを見た、

意識が薄れたその時、國光様の部隊が駆けつけて私を救くってくれた。

体は浄化されたけど、食べられた目だけは戻らなかった。私の目は呪われたまま。」

メイはリディアの苦しみを感じ、言葉を失った。リディアは続けた。

「でもね、その結果、魔獣を倒すための武器が作れるようになったんだよ」

「だからね」リディアはメイの襟を掴み、怒りに満ちた声で


「呪いを解く方法なんてないんだよ」

「私の家族、村の人々を殺した魔獣を絶対許せない!

國光様と力を合わせて、すべての魔獣を滅ぼす!」

メイはリディアの悲しい過去を知り、その怒りと悲しみを感じ取った。

「リディアちゃん...」とメイは呟いた。

リディアの目には、深い絶望と怒りが宿っていた。彼女の過去は恐ろしく、

そして悲劇的だった。メイはその重さを感じながらも、

呪いが呪いを生むことを強く感じた。呪われた魔獣もまた、

人間に呪われ、負の連鎖が続いている。その連鎖を終わらせなければならないとメイは決心した。

男の子になった私の異世界恋戦記

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