コメント
1件
みなさん。 朝の人おはようございます。 昼の人こんにちは 夜の人こんばんわ えーっとこの物語読んでいただき誠に感謝致します。ぜひぜひお気に入りに入れていただけたりいいね押していただけると光栄です。長期間☆☆☆していましたが、またこれから1ヶ月に1話ずつ書いていこうと思っております。ぜひこれからも手娜をよろしくお願いしますm(_ _)m
あの日以来私はあなたの前から姿を
消してしまったんだ。
10年前
「いのり〜。いい加減起きなさーい!」
母の声が家に響いた。
その声に驚いたかのように、ことりが飛び出した。
私はその声に起こされ
私の部屋でパジャマを脱いで制服に着替えた。
いつもの部屋を見渡して、はぁ。と溜息をつき
いつもの洗面台で顔を洗った。
私は
「はよ。」
と言って朝ごはんを食べ始めた。
朝は決まって母がサンドイッチを作る。
小さい頃から好きだった母のサンドイッチ
今ではあまり話さない父との思い出も詰まっている。
私が黙々と食べていると母が言った。
「もう進級したんだから少しは早く起きなさいね。自覚を持ってね。」
私はコクりと頷き
「ご馳走様」
といった。
私は靴を履いて
「ん。」
と言って
家の玄関扉を開けて歩き出した。
いつもの道をスタスタと歩く。
たくさんの人はいないけど少しだけ
うるさい。
みんな歩きスマホをしながら駅やバス停に向かっている。
私はいつもの電車が来るのを毎日この時間に待っている。
電車が来ると決まって空いている席に座り外の景色を見ながら学校へと向かった。
窓の外は1面の田んぼだけど
チラチラと見える菜の花畑。
私はその菜の花畑を見るがために毎日
この席に座る。
そう言っても人間はコロコロ変わる。
違う人もいれば
毎日いる人もいる。
電車の中で音楽を聴いていた。すると
駅に着いたようだった
私は一目散と電車をおりて
駅をくぐり抜け、学校へと急いだ。
人通りの少ないこの一本道を最近見つけたものだから少し冒険してみたくなってしまったものだから、その道を通っていくことにした。
私は学校について教室の窓から緑の木を見る。
私の席は窓際の前から4番目の席だ。
私の後ろは不登校だから、人で言えば私は1番後ろの席だ。
すると
「いのりん!おはよん」
そう言ってきたのは、友達の美朝だった。
私も慌てて
「お、おはよ。」
と言い返した。
そして私の中学3年生の幕開けだった。