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僕の名前はパンナコッタ・フーゴ。
新パッショーネのボス、ジョルノ・ジョバァーナの秘書です。
突然ですが今、そのボス、ジョジョに猛烈な恋をしているらしいです。
(どうしてこうなった…?)
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~1週間前~
僕は麻薬チームの件をきっかけに、組織に信頼され、専属の秘書になった。住まいがなかったので、パッショーネ本部の寮に住まわせてもらった。この上ない有り難さだ。ポストの中を見ると、1つの封筒が入っていた。珍しい。
そういえば今日は性の診断結果が届く日らしい。
(だから封筒なんか入ってるのか。)
つまり、自分がオメガなのか、アルファなのか、ベータなのかがわかるということ。まあ、僕は生まれた時からベータだし、突然変異も極希な事だから当然今回もベータなんだろう。
そう、思っていた。
封筒を開け、診断書を見る。なんと、そこに書かれていたのは…
(オメガ!?)
届け先の名前を見る。パンナコッタ・フーゴ。確実に僕宛てだ。
(嘘だろ!?噂で聞く突然変異ってやつか!?)
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そして今に至る。どうやら、ジョジョはアルファらしい。そう思うと、確かにジョジョはアルファっぽい感じがする。圧倒的支配者感、このスゴ味。なにより僕のジョジョへの気持ち。納得だ。
(いや!いやそうじゃあなくて!)
僕はそんな冷静に思考を巡らせれる余裕など無かった。ジョジョの事を考えると息が苦しく、熱くなっていく。
幸い、今は1人で自分の寮で作業しているから良いが、この醜態をジョジョに見られていたらと考えると顔がますます真っ赤になってしまう。
僕は自分がオメガになった事を皆に隠して過ごしている。知っているのは僕自身と医者だけだ。
(なんだこの苦しさ!この欲情!)
僕は性欲に関して比較的淡白なほうだった。それよりも任務で忙しかったのもあるかもしれない。だが、一段落ついて、今はわざわざ僕が戦闘に行く必要など無い雑魚ばかりだった。新パッショーネは前のディアボロがボスだった時と比べ、どんどん勢力を拡大していた。それで、沢山の会社企業からの契約申請があり、僕がその書類を整理する事務作業を中心にするようになった。
なんとか作業に集中して気を逸らそうともくろみたが、逸らせそうにない。
仕方ない。組織に外出の許可を貰って薬局へ抑制剤を買いに行こう。
…はあ。苦しい。早く買い終わらないと。
???「あれはフーゴか?」