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勇ちゃんセレクトのお酒は、飲み慣れていない俺でも飲みやすくて、1杯、また1杯、とつい手が伸びる。 あー、ちょっとふわふわしてきた。
隣に座る舜太の手の冷たさが気持ちよくて、もっと触れたくなる。
熱い手を冷やすだけ、それぐらいなら、いいよね。
自分の中で勝手に理由をつけて指を絡ませると、 舜が嬉しそうに目尻を落とす。
なんだかだんだんと、でも着実に、部屋中に甘い空気が醸し出しているのを感じる。
舜 太と会話をしながらも、肩に乗った仁ちゃんの頭を優しく優しく撫で始めた勇ちゃん。
時折そっと髪を掬い、現れた耳元に口付ける。
ピクリと跳ねる仁ちゃんの肩に、思わず目がいく。
「仁ちゃんって、お家だと本当に甘々なんやね、なんとなくはわかってたけどさぁ」
「そうだなぁ。でも人前でこうなるのは珍しいかもね。ね、じんちゃん。」
「…うるさい。」
「なんかこっちまでこの雰囲気に呑まれてしまいそうやわ。 柔もいつもより甘えたさんになってしもうてるもん」
「なってない…!」
「……ねぇ、舜 太と柔は、いつもどんな感じなの?」
やや間を開けて発せられた仁ちゃんの声。
その声があまりにも甘かったからか、それとも酒のせいか。
いつもなら絶対に答えない質問をされたはずなのに、 つい口を開いてしまった。
「…いつもは、舜の方が甘えん坊。スキンシップ好きだし、ちょっと離れると じゅう、じゅう、って、すぐ名前呼んでくるし」
「じゅうだって!手ぇ繋ぐの好きやし、 すぐチューするしさぁ」
「ふーん……ねぇ、してみてよ」
「え?なにを…」
「チュー。2人のチューしてるとこ、見たい」
仁ちゃんから発せられたそのセリフに、俺の頭は故障寸前。
この人は何を言ってるんだろう?
助けてよぉ勇ちゃん!
あれ、でもこのお酒は勇ちゃんが用意してくれたんだっけ…
もしかして、あのことを答えさせるために…?
てことはやっぱり勇ちゃんは仁ちゃんのワガママなんでも聞いちゃうってこと??
いつもより回らない頭でグルグル考えていると、 じっと見つめてくる仁ちゃんとバチっと目が合う。
何かを期待するようなその目は、もう熱を隠しきれていない。
何とか目を逸らしてはやちゃんを見ると、申し訳なさそうな、でもニヤつきを隠しきれない顔で、 「 じ ゅ う、ご め ん」と口を動かしていた。
「ね、ぇ、じゅ、う、もうやだぁ、」
「やじゃないでしょ、もっとして、おれが欲しいって言って」
「じゅう、おねがぃ、見られるの恥ずかしぃ、いややぁ」
「、かわいい、しゅん」
「やだ、みないで、じんちゃ、ん、っう、」
結局あの雰囲気にしっかりと飲み込まれ、2人にじっと見られながら舜太にチューしてしまった。
一度してしまったら、そこからはもう止まれなかった。
佐野さんの家のソファ、いつもと違うシャンプーの匂い。2人に見られているという背徳感。 そして、隠し続けていた俺たちの秘密が、もうバレてしまいそうなこと。
もう全てが興奮材料にしかならなかった。
堪らずソファに押し倒した 舜太のビー玉のような目に張る、薄い涙の膜を見た瞬間に、俺の理性はガラガラと崩壊したのだった。
#そのじん
のりもちさん
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コメント
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えぇ〜〜〜!!!第4話、もう最高すぎて痺れたよ!!😭💕💕 お酒でふわふわした柔くんと、それに甘える舜太くんの距離感がもう尊すぎて鼻血出そうになったよ…!「見られる」って背徳感が入るだけでこんなにエモくなるんだね😳✨ 仁ちゃんの「してみてよ」発言、マジで核心突いてきてびっくりしたけど、あの後の柔くんのパニック具合めっちゃ可愛かった…!勇ちゃんのニヤつき顔も含めて、4人の関係性がじわじわ見えてくる感じがたまらないよ!! 次回も絶対読むからね、ろろろさん!!🔥