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黒尾side
ピンポーン
俺が研磨の家の前に着いてから3回目のチャイム
(なんで出てこねぇんだ?)
寝てしまっているのかもしれない
そう思って、ドアに手を伸ばした。
「開いてんじゃん…
不用心すぎ。今は好都合か」
そのまま家の中に入らさせてもらった。
家の中は真っ暗だった。
「けんまさーん。着きましたよー」
本当にいるのか?
と言うくらいに静かだ。
だが、リビングのドアが開いている。
俺は入ってみることにした。
そしたら、
携帯を抱きながらねている研磨を見つけた。
「研磨。ここで寝ちゃ悪化するぞ」
「(´-ω-`)スピー」
夢の中か。
もう少しここで寝かしておいて
起きる気配がないようであれば、
部屋まで連れていこう。
そう決めて、研磨が寝ている間に
キッチンを借り、おじやを作ることにした。
作り終わり、研磨を見たが、
「こいつ、起きる気ゼロじゃんww」
めっちゃ可愛い顔して寝てた。
「運ぶかー!」
研磨は別に運ぶのに困るほどの体重では無い。
でも、階段となると話は別だ。
重力に逆らわなければならないし、
落ちないように気を使う。
気力が疲れるのだ。
「よしっ!」
気合いを入れて、研磨の部屋まで運んだ。
「え。。」
研磨のベットには、血の海が広がっていた。
気がついているならば、研磨の性格じょう、
シーツだけでも取っておくだろう。
いや、お腹が痛いと言っていて
そこまで頭が回るか?
俺は、研磨をだき抱えたまま頭を回し続けた。
「えっとー。研磨さーん?」
起こして状況をつかもうともしたが、
やはり起きる気配がない。
とりあえず、
シーツを変えて洗濯することにした。
今大事なのは、寝れてる研磨を起こさず、
俺自身が、落ち着くこと。
きっと怪我をしているのであれば、
血が止まっているとは限らないと思って、
シーツの上にバスタオルを引いて、
その上に寝かせておいた。
一通り役目を終えた俺は、困惑状態のままで、
研磨は起きる気配がなかった。
恐らく、俺が来る直前で寝てしまったのだろう。
家に勝手に入っるから、部屋を出ていよう。
そう思ったら、ゴソゴソといい出した。
「そろそろ起きるかな?」
キッチンに戻って、おじやを温めて持ってくると
研磨が確実に起きてくれた。
「研磨ー起きたか?」
「クロ!」
びっくりした顔をされた。そりゃそうか、
勝手に家に入ってきてるんだもんな。。。
「ってか研磨さんよ
ベット運んだ時血がついてたんだけど
どっか怪我してんの?」
「え?。」
なんだ? 気づいてなかったのか?
ってことは、怪我では無いってことか?
いや、自覚なく怪我してるパターンもあるな。。
「研磨、立てる?」
頷く研磨を確認し、手を貸して研磨を立たせた。
怪我をしてるところを探そうとしたのだ。
(うーん。前の方は、大丈夫か。。
じゃあ、裏か?……)
「( ‘ω’)エッ…」
(どうしよう。血の原因は、わかったが、
言っていいのか?)
おしりの方のズボンが真っ赤に染まっていたのだ
「研磨 今お腹痛ぇ?」
頷く研磨を見て、
「🩸男子」という言葉が脳内によぎった。
とりあえず、ベットでもう一度寝かせ
思考回路を回し続けた。
「ク、、、ロ?
げい、、い、、ん。わかっ、、、、、た?」
お腹が痛いのだろう。
カタコトになりつつ、がんばって伝えてくれる。
俺は、そんな研磨に
ちゃんと伝えた方がいいのだろうと思い、
口を開いた。
「落ち着いて聞けよな。」