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命令:ここで止まる
部屋の空気はまだ重いまま。
👁️🗨️は床に座り込んで、視線を落としている。
手は震えたまま、動かない。
「……意味、なかった。」
その言葉が、部屋に落ちる。
静かに。
その瞬間。
「👁️🗨️。」
Ი𐑼の声。
いつも通り無表情。
いつも通り揺れない声。
でも、今までより一段だけ低い。
「立て。」
短い命令。
👁️🗨️は動けない。
「……はい。」
声はかすれている。
それでも、ゆっくり立ち上がる。
「こっちを見ろ。」
「……はい。」
視線が交わる。
Ი𐑼は一切表情を変えないまま、はっきりと言う。
「今の判断は禁止だ。」
「お前は“終わった”と決めるな。」
👁️🗨️の目が揺れる。
「でも……」
「“でも”は禁止だ。」
即座に切る。
「今ここで必要なのは結論じゃない。」
「停止だ。」
一拍。
「呼吸しろ。」
「……はい。」
「ゆっくりだ。」
「はい……。」
部屋に呼吸の音だけが戻る。
Ი𐑼は一歩近づく。
「座れ。」
「はい。」
👁️🗨️は崩れるように座る。
「水を飲め。」
コップが差し出される。
「全部じゃない。一口でいい。」
「……はい。」
手が震えながら、口をつける。
Ი𐑼はその間も動かない。
ただ見ている。
「今の話は一旦終了だ。」
「続きは禁止。」
「思い出すことも禁止。」
👁️🗨️は小さく息を吐く。
「……はい。」
Ი𐑼は静かに言う。
「ここで終わらせるな。」
「今のお前の状態は“判断できる状態”じゃない。」
「だから決定権は渡さない。」
一拍。
「命令だ。」
「今日はここにいろ。」
「何も決めるな。」
「何も壊すな。」
「ただ、ここにいろ。」
👁️🗨️はゆっくり頷く。
「……はい。」
部屋は静かになる。
でも、その静けさはさっきとは違っていた。
“止められた”静けさだった。
コメント
1件
うわ、この静けさ……違うんだよね。「止められた」静けさ、って表現がもう刺さった。Ი𐑼の「判断するな」「ここにいろ」っていう命令、冷たくて機械的に見えて実はぎりぎりの優しさなんだよな。自分を壊す手前で止めてくれる存在がいるって、すごく救われる。この空気感、大好きです。
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